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「中国人タワマン爆買い」煽りは時代遅れ。中国人不動産投資家はここに投資している

11/9(土) 8:31配信

HARBOR BUSINESS Online

「タワマン爆買いで日本人が住めなくなる」の時代遅れ感

「中国人がタワマン爆買い」

 かつて週刊誌やニュースサイトで躍っていたそんな見出しも、過去のものとなってしまった。中国人のタワマンブームは、すでに終焉、不動産ビジネスにも変化が起きているのだ。

「都心のタワマン相場がそろそろ天井だという観測は、中国人投資家の耳にも入っていますからね。ここ2年ほどは、人民元安傾向で、中国人にとっては割高感がある」

 そう話すのは、中国人投資家をターゲットにする不動産会社を経営する中国人の陳世忠さん(仮名・44歳)だ。一方で、中国人投資家が新たに注目している日本の不動産物件があるという。

中古アパートを一棟買いはタワマン投資より良い?!

「北区や板橋区あたりで、駅から徒歩10分圏内にある築30年以上の中古アパートを一棟買いする中国人が増えています。そうした物件はボロボロで空室率も高いんですが、オーナーは高齢者が多いため、ローンを組んでリフォームに追加投資しようとしない。そこが狙い目なんです。うちにも、赤羽エリアの全16戸のアパートを約8000万円で購入し、さらに3000万円かけてリフォームした客がいましたが、中国人を中心に外国人入居者を集め、過去1年の利回りは12%超。タワマン投資より断然いい」(陳さん) 

 さらに、もう少し低予算の中国人には別の物件が注目されている。

再建築不可物件でも問題ナシ

「葛飾区や江戸川区あたりに多い、接道義務をクリアしていないために再建築不可となっている一戸建ての中古物件です。駅から徒歩10分で築40年くらい、20坪程度の物件なら1500万円前後で見つかります。ただ、再建築不可物件はローンが組めないので買い手がつきにくい。しかし日本で不動産投資をする中国人投資家の多くはどうせ即金なのでネックにならない。リフォームに700万円ほどかけて外国人向けに貸し出せばすぐに借り手は見つかるし、利回り8%以上は可能。こうした物件の仲介はリスクゼロで利益を得られるので、一番おいしいのはわれわれ仲介業者かもしれません(笑)」(同)

 中国人オーナーの不動産物件の内装を手掛けることが多い、小谷健次郎さん(仮名・55歳)は、別の視点から彼らの賃貸経営の特徴について話す。

「中国人オーナーの賃貸物件はリフォームといっても最低限ということが多い。お金をかけない分、安い家賃で貸し出しているので、人気物件となり空室リスクは低い。また、不動産業者が言うには中国人オーナーの賃貸物件は審査が緩いのも特徴。日本人が所有する物件ではNGも多い外国人の入居がOKなのはもちろん、一人暮らし用物件に複数で入居することや、又貸しにも寛容。最近は審査が通りにくい非正規の日本人低所得者層の借り手も増えています」

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最終更新:11/16(土) 6:45
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