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視力検査で1.0の40代も緑内障のリスク 眼底カメラ検査を

11/10(日) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 加齢とともに増える目の疾患で代表的なのは、徐々に視野が欠けていき最悪の場合失明に至る「緑内障」や、水晶体(レンズ)が白く濁ることで視力が低下してしまう「白内障」などだろう。

「健康診断で行なう視力検査は目の異常を早期に発見するうえで必要なものですが、特に緑内障の検出には不十分。視力が落ちたときにはすでに末期まで進行してしまっているケースがほとんどです」──そう話すのは二本松眼科病院の平松類医師だ。

 では、必要な検査は何なのか。

「眼底カメラ検査ですね。機械に額と顎をくっつけて写真を撮るだけの検査です。眼圧測定のように、眼球に風をあてることもありません。この検査では緑内障だけでなく、暗いところで見えにくくなったり視野が狭くなったりする『網膜色素変性症』や、視界が歪んでみえる『黄斑変性症』などを、かなり初期の状態でも見つけ出すことができます」(同前)

 ただし、目の病気は初期の場合に自覚症状が出るケースが少ないために、違和感を覚えてから医療機関を受診してみると、既に手遅れの場合が多いと平松医師は嘆く。

「『視力は1.0あるから大丈夫』と精密検査を受けないで放置していた40代の患者さんを眼底カメラで精密検査したところ、かなり緑内障が進行しており、視野が両目とも半分ほどしか残っていなかった。

『最近見えにくくなった』などの自覚症状が出始めたときには、疾患によっては手遅れの場合が多いです」(同前)

 受診の頻度はどのくらいが適正なのか。

「40歳になったら一度は受けてください。その後は2~3年に1度でOKでしょう。70代になるとリスクが急増するのでそこからは毎年1回受けてほしいです。くれぐれも視力検査だけでなく、眼底カメラを受けたい、と指定することを忘れずに。検診の場合、1000円程度で受けられます」(同前)

※週刊ポスト2019年11月8・15日号

最終更新:11/10(日) 7:00
NEWS ポストセブン

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