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東京国立近代美術館で『窓展』が開催中!

11/10(日) 11:30配信

Casa BRUTUS.com

窓に焦点を当て、そこにかかわる多様な作品を一堂に集めた異例の展覧会『窓展:窓をめぐるアートと建築の旅』が、〈東京国立近代美術館〉で始まりました。

一般財団法人 窓研究所と東京国立近代美術館がタッグを組んで実現した、今回の『窓展:窓をめぐるアートと建築の旅』。窓研究所が主宰する「窓学」が続けてきた10年を超える研究の蓄積を基に、その総合監修を務める建築史・建築批評家の五十嵐太郎による学術協力と、東京国立近代美術館のキュレーションにより、ジャンルを横断した多様な視点で美術と建築の世界を広げている。

国内外の芸術・建築分野から収集され、厳選された窓にまつわる作品は、総勢58名による117点。14章にわたって、窓とアートを巡るテーマが展開される。

会場に入って最初にある「窓の世界」は、全体の内容を感じさせるイントロダクション。冒頭で繰り返される喜劇俳優バスター・キートンの映像は、私たちが普段窓に抱いているイメージを崩し、頭を柔らかくしてくれる。

窓の役割とは? 窓とアートの関係とは? ヨーロッパでは「絵画は窓と親戚関係にある」と約600年前から言われていたという。四角い枠に沿って身の回りを切り取り、新たな世界を見せるという点で共通し、それゆえに窓にインスピレーションを受けた作品が数多く誕生している。

そんな建築とアートの関係を一気に把握できるのが、続くテーマの「窓からながめる建築とアート」だ。細長い空間の壁に沿って掲げられているのは、12mにわたる長い年表だ。古代から人類の歩みと共にする建築と窓に関連する技術の歴史、そしてアートとの関係が時間軸を通して詳細に示されている。

建築の欄では洋の東西を問わず革新的な特徴ある窓が写真とともに紹介され、縦に辿ると窓の技術と共に窓にまつわるアートを把握できる。フェルメールの《牛乳を注ぐ女》が、ガラス窓の普及とどのように関係があるのか? 第1回万国博覧会で建てられた〈クリスタル・パレス〉以降、アートはどのように変容したのか? 相互の関係性を見比べながら想像するだけで、時間はあっという間に過ぎてしまう。

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最終更新:11/10(日) 11:30
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