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マツダ/マツダ3 セダン|社名を冠した新生「アクセラ」。成熟した日本のセダン、ここにあり【石川真禧照の名車を利く】

11/10(日) 6:05配信

サライ.jp

文/石川真禧照(自動車生活探険家) 

流行りの形ではない。しかし正統にして基本の形「セダン」こそ、本当の意味で使い勝手のよい車ではないだろうか。マツダのセダンに乗ると、車の原点に立ち返ることの大切さを思わずにいられない。

車を購入するときに、どのようなことを重視しているだろうか。

評判、形、燃費、車両価格、税金、販売店のことも気になる。だが、売れている、燃費がいいと聞いて購入を決めたけれど、実際に乗ってみると使い勝手がいまひとつ……という声も耳にする。

SUV(多目的スポーツ車)や5ドア・ハッチバック式の車を選ぶ人は多いが、使い勝手は本当によいのだろうか。こうした車には、乗降用のドアのほかに、車体後部に荷物などの出し入れ用の大型ドアがある。荷室の高さも高く、大きな荷物を積む機会の多い人には便利だろう。しかし、そのような機会は実はそう多くない。逆に使い勝手が悪い点もある。後部の大型ドアを開けると、夏は室内の冷気、冬は暖かい室温が一気に放出されてしまい、室内が外気温と同じになってしまうのである。

セダンを見直す

マツダの「マツダ3(スリー)」は小型車「アクセラ」の進化形だ。名前と性能を一新した新型車である。マツダ3には、後部に大型ドアを持つ5ドア仕様「ファストバック」と、荷室と乗員室が独立した4ドアの「セダン」がある。その双方に試乗した結果、セダンの使い勝手のよさを再認識させられた。

ちなみに最近新型を発売したトヨタ/カローラは、セダンと5ドア・ハッチバックのほかに、ステーションワゴンも用意されている。しかしステーションワゴンを自家用車として選ぶ人の多くは、おそらく形のよさで選択しているのではないか。だとすれば、もはや“趣味の車形”といえるだろう。

ではなぜ、4ドアのセダンこそ、使い勝手がよい車だといえるのか。

現代的に生まれ変わった使い勝手のよい正統派セダン

長めのボンネット、短めの後部荷室は、セダンというよりスポーツカー。荷室開口部の前後の長さは短いが、内部は想像以上に広い。

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最終更新:11/10(日) 6:44
サライ.jp

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