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日本の英語力が急落していた…「教育改革」は望みとなるのか?

11/10(日) 12:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

自虐的に「日本人は英語が話せない」とは言うものの、仕事やプライベートで英語を使う機会が増え、「日本人の英語力は向上している」という気はしないだろうか。しかし「日本の英語力は急激に低下している」という驚愕の報告がされている。いったい、日本人の英語力はどれほどのものなのか、この先、どのようになっていくのか、考えてみよう。

外国語への関心は向上も、外国語に不自由な日本

若者の「内向き」志向が指摘されるようになり久しい。はたして、実態はどうなのか? 海外留学の数など、データから紐解いてみよう。

独立行政法人日本学生支援機構が実施している「協定等に基づく日本人学生留学状況調査」 によると、大学等が把握している日本人学生の海外留学状況は、2017(平成 29)年度で105,301人。対前年度比で8,448人増となっている。同調査では、2009年36302人、2013年69,869人と、留学生数は毎年増加という結果だ。

一方、OECD(経済協力開発機構)「Education at a Glance」およびユネスコの統計では、2004年の82,945人のピークに2011年まで減少傾向にあった(図表1)。この結果が、「若者の内向き」報道の根拠となっている。しかし、この調査は2012 年統計までは、外国人学生(受入れ国の国籍を持たない学生)が対象だったが、2013 年統計より、高等教育機関 に在籍する外国人留学生(勉学を目的として前居住国・出身国から他の国に移り住んだ学生)が対象となったため、 過去の統計との比較はできない。

このように見ていくと、「日本の若者」は内向き志向どころか、海外への関心は高まり続けている、というのが現状に近いといえる。また日本学生支援機構の調査によると、語学研修が全体の約7割を占め、語学習得への興味・関心の高さがうかがえる。

一方で、日本では外国人観光客が急増しているが、多くの外国人が日本滞在で困ったこととして「コミュニケーション」をあげている(図表2)。外国から見ると、日本はまだまだ、言葉に不自由な国なのである。

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最終更新:11/10(日) 12:00
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