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レイザーラモンRG「スベり芸人」脱却できた理由

11/10(日) 16:00配信

東洋経済オンライン

 日本で開催された「ラグビーワールドカップ2019」は空前の盛り上がりを見せた。4年前の大会では日本代表の五郎丸歩選手が注目され、「五郎丸フィーバー」が起きたが、今回の熱狂はそれをさらに上回っていた。

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 日本代表は大方の予想を覆す大健闘を見せて、史上初のベスト8に進出。日本代表の試合は地上波テレビでも放送され、軒並み高視聴率を記録した。

 そんな中で、1人の芸人が話題になっている。レイザーラモンRGである。彼は、4年前に何気ない気持ちで日本代表のリーチ・マイケル選手のものまねをやり始めた。今回のワールドカップで改めてそのネタが脚光を浴びているのだ。最近ではさまざまなイベントに呼ばれる際にも「リーチ・マイケル選手のものまねで来てほしい」と声がかかるのだという。

■「ものまね」の才能が光るRG

 RGはこれまでにも、多様なものまねを披露してきた。彼のものまねの最大の特徴は題材選びにある。流行っていることや話題になっているニュースがあると、それをいち早く取り入れて、注目の人物になりきってみせるのだ。見た人が思わず「そう来たか!」と感心してしまうような、絶妙なところを突いてくる。

 私の記憶では、RGがこの手のものまねを本格的に初めたのは2009年前後だ。ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』という映画が大ヒットしていたとき、RGはすかさずそこに出てくる「アバター」のものまねをすることにした。

 全身を青いタイツのような布で覆い、アバター特有の鼻の膨らみまで忠実に再現していた。見た目が不気味だったことも災いしたのか、このネタはそれほどヒットしなかったが、「手作りでも未完成でもいいから、誰より早くはやりものをまねる」という彼の気迫のようなものは伝わってきた。

 その後、RGはものまねのレパートリーをどんどん増やしていった。スティーブ・ジョブズ、小保方晴子、羽田圭介、舛添要一、ドナルド・トランプなど、時代を切り取る絶妙なセンスで話題の人物を次々にものまねしていった。

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最終更新:11/10(日) 16:00
東洋経済オンライン

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