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原巨人「日本シリーズ惨敗」の原因、森祇晶氏が語る

11/11(月) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 監督復帰1年目にして5年ぶりのリーグ優勝、日本シリーズ進出を果たした巨人・原辰徳監督も日本シリーズでは無残な4連敗。「かつての巨人軍にあった底力が感じられない」と嘆くG党は少なくない。そうした思いを最も抑えられずにいるのが、錚々たる巨人軍OBたちだ。

「首脳陣の判断力と分析力が足りなかった。日本シリーズ惨敗の原因はこれに尽きる」

 そう語るのは、V9時代の正捕手・森祇晶氏(82)だ。現役引退後は西武の監督としてリーグ優勝8回、日本一6回の偉業を成し遂げた名将である。

「短期決戦では、選手の好不調を見極めて起用法を判断しなければならない。実績があっても調子が悪いピッチャーは使ってはいけない。その判断を誤ると取り返しがつかないことになる。

 今季の巨人は正捕手が固定できなかったと言われますが、キャッチャーだけの責任ではない。首脳陣が相手をよく分析し、不調で眠っている選手を絶対に起こさないこと。小林(誠司、30)と大城(卓三、26)のどちらがマスクをかぶろうと、ソフトバンクを分析しきれていなかったことが問題です」

 プロ野球史上唯一となる2度の代打逆転サヨナラ満塁本塁打を放つなどV9時代に“代打男”と呼ばれ、引退後は中日、ロッテ、西武のコーチを歴任した広野功氏(76)も、首脳陣に疑問を呈した。

「坂本(勇人、30)と丸(佳浩、30)の不調が痛手だったが、2人ともペナント終盤からフォームのバランスを崩していました。とくに坂本は好調時とトップの位置がまるで違っており、日本シリーズまでに修正できなかった。シーズンを通して見ているコーチが気づいてやらなければいけないのに、何をしていたのか。日本シリーズ直前に村田修一を二軍から一軍打撃コーチに昇格させたが、ペナントを見ていない彼に修正できるわけがありません。

 私が西武のコーチだった時代は、森祇晶・監督が日本シリーズ直前に、本塁打のタイトル争いで大振りになっていた秋山(幸二)、清原(和博)、デストラーデのフォーム修正を私に指示しました。原巨人にそれだけの準備があったか。原監督以下コーチ陣の意識改革が必要でしょう」

※週刊ポスト2019年11月22日号

最終更新:11/11(月) 12:09
NEWS ポストセブン

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