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フロントは金属製なのになぜ? クルマのリヤに「樹脂ワイパー」が採用されるワケ

11/11(月) 6:20配信

WEB CARTOP

リヤワイパーの樹脂製のブレードはかなりの普及率

 ワイパーを知らない人はいないだろう。雨の日には必ず使う、とても身近な装備だ。最近では、ユーロワイパーなどと呼ばれるブレードとゴムが一体化した一本モノのワイパーが増えていたりと、少しずつではあるが進化している。

軽自動車にもあるのに! リヤワイパーがない車種とは

 ではリヤワイパーには樹脂製のブレードが使われているのはご存じだろうか。最近ではかなりの普及率で、軽自動車の助手席側にも使われていたことがある。作りはスチール製のブレードに対して全体が樹脂なのでおもちゃっぽい感じはするが、中を見るとちゃんとアームも付いていて、構造的には変わるところはない。ただ、ジョイントの部分は特殊なので、フロント用とは互換性はない。

 なぜ樹脂製のブレードが普及しているのだろうか?

低コストだけでなくサビにくいというメリットも!

 まず、リヤに関してはガラスに対してシビアな追従性が求められないということがある。ほぼ平らなので、押さえが甘くてもしっかりと拭けて、問題ないというわけだ。

 また、メーカーの開発者に聞いたところでは、コストもスチール製に対して安く済むし、サビないので、耐久性においてもメリットがあるとのことだった。

 と聞くと、リヤに使う分にはいいことばかりのように思えるが、よく見ると、ゴムだけが交換できないようになっている。具体的には、左右の端がツメで押さえられていて、ゴムだけを抜く余裕がない。実際は無理やりこじるように引っ張り出して、新品をねじ込めば交換はできるが、作りとしては交換を前提にはしていない。

 これはなぜか? ワイパーメーカーの担当者によれば、ブレードごと交換しかできないので、ディーラーなどの売上確保が目的なのではないかという意見もあった。確かにゴムだけ交換するよりも、ブレード全体のほうが単価は高くなるので、そのような理由も背景にはあるのかもしれない。

 ただし、最近ではアフターパーツとして、かなり安いものが出ているので、丸ごと交換しても負担はそれほど大きくなくなってきている。もちろん雨の日の視界確保としても、ブレードごと交換するほうがベストだ。

近藤暁史

最終更新:11/13(水) 19:19
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