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生まれ変わった「ランドローバー ディフェンダー」は、伝統を受け継ぐ“未来志向”の本格SUVだ

2019/11/11(月) 12:13配信

WIRED.jp

自己修復する外装も設定

かつてのディフェンダーを思い起こさせる巧妙に工夫されたフロントのジャンプシート(補助席)が、インテリアデザインの最大の目玉であることは明らかだ。これは使用されていないときにはカップホルダーと小物入れになる。展開すると、小ぶりながらも完全に法的要件を満たす座席となり、短距離であれば友人や子どもを乗せて移動することができる。

一見すると、インテリアはスパルタンな印象だ。スイッチやダイヤル類がすべて高い位置に置かれているので、ユーザーはキャビンを楽に通り抜けることができそうだ。それにフロアを覆う丈夫なラバーマットは、いかにも「ジャブジャブ洗えそう」に見える。無骨な雰囲気を演出するために、多くのものが意図的にむき出しにされている。

ジャガー・ランドローバーのクリエイティヴデザイン・スペシャリストのブリオニー・クリッテンデンは、魅力的に見えながらも最も厳しい環境にも耐えうるファブリックと素材を探すという、困難な仕事を任された。室内の表面の多くに、傷や摩耗を防ぐことを意図して、微細な六角形が網の目のように刻まれたクレヴァーなマイクロ・ヘックスデザインが採用されているのはその成果だ。

しかし、何よりも興味深いのは、おそらくオプションで用意される「自己修復」エアロラップだろう。これは通常の塗装面に重ねて、小さな傷や軽く擦った跡を“吸収”し、数分後には元の状態に戻るテクノロジーを用いたものだ。

最近では高級車専門のディテイラー(クルマの美観を維持する専門業者)の多くが、ペイント保護フィルムと呼ばれる似たような技術を採用しているが、自動車メーカーが通常のオプションとして提供するのはこれが初めてだ。

ボンネットが“透明”になるスクリーンも搭載
無骨さを押し出しているにもかかわらず、新型ディフェンダーでは新しいインフォテインメントシステム「Pivi Pro」が導入された。その中心となる10インチのタッチスクリーンは、始動時にもすぐに反応するように、内蔵されたバックアップ電池を用いた常時作動設計となっている。さらにSnapdragonプロセッサーと車載OS「QNX」の採用により、反応時間が速いだけでなく、将来的には無線アップデートも可能になる。

従来の計器類があるべき場所にも12.3インチのデジタルディスプレイが収まり、インタラクティヴにさまざまな情報を表示する。オプションの前席ジャンプシートを選択した場合、最新の「レンジローバー イヴォーク」でも用いられた「ClearSightインテリア・リアビューミラー」が搭載されるほか、ボンネットを“透明”にした画像を示してクルマの取り回しを楽にしてくれる「ClearSightグラウンドビュー」も継承される。

これらに加えて、新型ディフェンダーが装備する最新世代のヘッドアップディスプレイは、動画をサポートできるようになり、中央のタッチスクリーンの表示画像を投影できるようになった。表示できる画像には、オフロード環境でドライヴァーをアシストするガイドヴィジュアルも含まれる。

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最終更新:2019/11/11(月) 12:13
WIRED.jp

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