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医師の現実…お金に困る最大の理由は「医学部受験」だった?

11/11(月) 11:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

「高収入」といわれている医師ですが、実は資金繰り悪化の例が散見されています。特に子どもを医学部に合格させようとする場合、莫大な費用がかかるため、どうしてもお金を貯められない医師が増えているのです。そこで本記事では、医師向けの資産形成サイト「勤務医ドットコム」を運営する、東京不動産投資株式会社の代表取締役・秋葉侑輝氏が、勤務医のお金事情を解説します。

どんなに稼いでも「子どもの医学部費用」で消えていく

「医学部の学費は高い」というイメージがありますが、実際にはどれくらいの費用が発生するものなのでしょうか。調べてみると、私立大学は6年間でだいたい2,000~4,000万円以上、国公立大学では350万円程度のところが一般的のようです。

私立大学と国公立大学の学費では、6年間で10倍近くの差があります。子どもが国公立大学に入学できれば家計の負担は軽くなりますが、私立大学に入学した場合は毎年、学費だけで300~600万円を支払わなければなりません。

さらに、「医学部に入れる」ためには「医学大学の学費」だけでは済みません。当然ながら、医学大学に受験・合格するまでの過程にも多額の費用がかかります。たとえば、医療系予備校の費用が年間200万円以上、受験するための受験料が1校6万円で10校受験すれば60万円(私立大学の医学部以外の受験料は3万円程度)、その他、参考書代、模擬試験費用などを足していくと、数百万円かかると考えてよいでしょう。

◆医師は貯蓄が下手?高収入なのにお金が貯まらない理由

医師が高収入であることは事実で、年収1,000~2,000万円が5割以上、2,000万円以上が2割強を占めており、サラリーマンの一般的な平均年収と比べて、非常に高額であることがわかります。その一方で「医師は貯蓄が苦手」といわれています。一体なぜなのでしょうか?

大きな理由は、「たくさん入っているけれども、たくさん出ているから」です。子どもを医学部に入学させるためには多額の資金が必要と紹介しましたが、医師のなかには「自分の子どもを医師にしたい」と考える人が少なくないため、どうしても子どもにかける教育費は高額です。また、高級住宅地に住んでいるケースも多く、住宅ローンも当然高くなります。

また、医師は「定年があってないようなもの」なことも背景にあるようです。医療機関によっては定年制度もないため、たとえ退職したとしても、ほかの医療機関で働くことが可能です。そのため「いくつになっても働いて稼げばよい」と考え、節約や貯蓄をしないという医師もいます。

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最終更新:11/11(月) 11:00
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