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悪いときはもちろん、良いときも反省し、何が悪かったのか、何が良かったのかという本質を分析する習慣をつける

11/11(月) 6:00配信

ダイヤモンド・オンライン

 今、社長の人も、これから社長を目指す人も、さらにレベルアップ、スキルアップするためには、何をどうすればいいのでしょうか? 人気コンサルタント小宮一慶氏の最新刊『社長の成功習慣』(ダイヤモンド社、9月5日発売)は、経営者になる人にぜひ身につけてほしい50の行動習慣について解説した社長のための教科書です。本連載では、同書から抜粋して、経営者としていっそう成長するためのポイントについてお伝えしていきます。

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● 「反省と改善」ができるリーダーは少ない

 さて、前回、ご説明したように、みなさんが経営者として何らかの仮説を立て、衆知を集めて意思決定するところまでできたとしましょう。

 このときに注意しなければならないのは、意思決定したことであっても、それもあくまで「仮説」にすぎないということです。

 「経営者が決断したことなのだから絶対だ」などということはありえません。

 たとえば、決断に基づいてプロジェクトがスタートしたとして、「衆知を集めたのだからうまくいくはずだ」と考えて突っ走るのは失敗のもと。

 もちろん、一度決めたことは徹底してやらなければなりませんが、ダメだったらやり方を変える、あるいは引き返すのです。

 スタートした後も、素直な気持ちで仮説を検証し続けることが大切なのです。

 PDCAサイクルを回し、反省し、改善すべきところはどんどん改善していってこそプロジェクト成功の可能性は高まります。

 このようなプロセスを経て仮説の精度を高められるリーダーこそ優れたリーダーなのですが、実際にはこういった「反省と改善」ができる人は少ないのです。

 どうしても「自分が決めた以上は、このまま頑張る」ということになりがちです。

 そして、プロジェクトがうまくいかなくても、リーダーには誰も文句を言えないものです。

 そもそも、誰の考えにも絶対に正しいということはありえません。

 私は講演で話すときも「私の言っていることは、100%正しいかどうか分かりません」「自分では100%正しいと信じて話していますが、あくまでも仮説です」と言っています。

 100%正しい意思決定をやり続けられる人はいないという前提がなければ、どこかで大きな間違いをおかすことになるでしょう。

 反省して改善すべきところを改善するという点に関して付け加えると、反省は「良いときも悪いときも」する必要があります。

 悪いときに反省するというのは当たり前ですが、「良いときも反省する」ということの必要性が理解できていない方もいるかもしれません。

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最終更新:11/11(月) 6:00
ダイヤモンド・オンライン

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