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30歳オーバーでも「職種」を変える転職に成功する人は何が違うのか

11/11(月) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン

● 職種を変える“キャリアチェンジ転職” タイムリミットは何歳なのか?

 「30歳を超えてから、職種を変える転職、いわゆるキャリアチェンジ転職は可能なのか」と聞かれることがありました。結論から言えば、可能です。実際に、30歳オーバーのキャリアチェンジ転職事例はかなりあります。

 ただし、当社で人材紹介を行った範囲では、ハイポテンシャル人材がほとんどです。最近では、国立大学を卒業し大手商社に勤務していたアラサーの候補者がIT系のスタートアップに転職した事例や、一流私大から別の大手商社に入った候補者が外資系コンサルティングファームに転職した事例がありました。

 いまのところの実績としてはハイポテンシャル人材に限られていますが、今後もっと間口が広がっていく可能性はあると思います。年齢に関して、企業の姿勢が柔軟になってきているからです。

 以前は、「28歳がキャリアチェンジ転職の限界」といわれていました。しかし、現在は33歳くらいまではキャリアチェンジ転職の事例が出てくるようになっています。その変化の背景にあると考えられるのが、転職市場の高齢化です。

 一時期はまことしやかに語られた「35歳転職限界説」が霧散し、40代、50代の候補者が普通に転職市場に出て、普通に採用されていくようになった流れの中で、キャリアチェンジ転職が可能な年齢の上限も上がっていったわけです。

 もう一つ背景として考えられるのは、企業組織のフラット化です。昔の年功序列を骨組みとしたピラミッド構造が崩れた結果、年齢の重みがずいぶん軽くなってきたと感じます。業種によっては「社長が40歳なので、管理部長は社長より年齢が上の人を採用したい」というオーダーも出てくるくらいです。かつてのような年齢による制約はゆるくなり、採用したい人材像にもさまざまなバリエーションが出てきています。

● チャレンジの壁となるのは 年齢よりも給与水準

 しかしながら、キャリアチェンジ転職をした場合、確実に給与は下がります。たとえ他の業界で実績があったとしても、これまで経験のない領域に飛び込む未経験者であり、即戦力のパフォーマンスは見込めないのだから当然です。

 したがって「現在の年収が1000万円なので、転職後も1000万円を希望します」という候補者は受からず、「生活があるので500万円まで下がっては困りますが、700万円なら頑張ります」というハイポテンシャル人材が採用されていきます。その意味では、年齢よりも給与水準が問題で、年収が下がることをある程度許容できるかどうかが、キャリアチェンジ転職をできるかどうかのカギだといえます。

 先述のとおり、キャリアチェンジ転職が可能な年齢の上限は上がっていますが、実際にどのくらいが天井になっているかといえば、35歳あたりです。ただ、それも年齢よりも給与の問題が大きいのではないかと考えます。

 35歳でハイポテンシャルな人材は、だいたい年収1000万円から1300万円くらいのゾーンにいることが多いと思います。そこからキャリアチェンジをしたら年収が700万円くらいまで下がると考えると、なかなかチャレンジは難しい。逆にそれだけ年収が下がってもチャレンジしたい強い意志があれば、キャリアチェンジの機会は与えられるでしょう。

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最終更新:11/11(月) 18:15
ダイヤモンド・オンライン

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