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サステナビリティって何? 専門家が答えます。 連載Vol.1 ステラ・マッカートニーに聞くファッションショーの是非

11/11(月) 10:00配信

WWD JAPAN.com

サステナビリティに取り組まない企業は存続できない――とはいうものの、具体的に何をどうしたらいいのか分からないという声も聞く。そこで「WWDジャパン」11月25日号では、特集「サステナビリティ推進か、ビジネスを失うか」を企画し、経営者やデザイナー、学者に話を聞きその解決策を探る。今回はステラ・マッカートニー(Stella McCartney)にファッションショーの是非を聞く。

【画像】サステナビリティって何? 専門家が答えます。 連載Vol.1 ステラ・マッカートニーに聞くファッションショーの是非

WWD:ショーは必要だと思う?1回限りのショーのために大がかりなセットを作り、そのために多くの人が飛行機に乗ってやってくる。環境負荷が高いとして反対運動も起こっている。またスウェーデン・ファッション・カウンシルは「未来のために(due to the future)」としてファション・ウイークをキャンセルした。

ステラ・マッカートニー(以下、ステラ):まさにそれを自問自答しているわ。ショーには目的があるから必要性はあると思う。直接見るという経験はすばらしいことだし、ファッションには夢があってショーの演出は絵になるから。

WWD:サステナビリティの視点からもそう思う?

ステラ:サステナビリティという観点から見れば、必ずしも必要だとは思わない。でもショーのやり方はいろいろあるし、経験としては楽しめる場所だと思うの。20年春夏の「ステラ マッカートニー」のショーはサステナビリティを全面に打ち出したのだけど、ショーは私にとってメッセージを発信することができる場でもあり、多くの人に直接伝えられるからショーは重要なの。

WWD:ではファッションサイクルが早くなっていることについてどう思う?かつては年2回のコレクションだったのが今は4回になり、加えてカプセルコレクションまである。

ステラ:モノが多過ぎるし、人もモノも溢れている。みんな不安を抱えているし、ストレスもプレッシャーも増えているのに木が足りなくなっているし、地球を守ろうとしている人はいるけれど、それに対して政府の政策が十分ではない。多くの動物が殺されて、いろいろなものが“エクストリーム(極度)”になっているわよね。

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最終更新:12/3(火) 15:35
WWD JAPAN.com

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