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スノボ国母容疑者の逮捕に疑問?「大麻取締法は世界の非常識」という高樹沙耶に聞いた

11/11(月) 8:52配信

週刊SPA!

 11月6日、プロスノーボーダーの国母和宏容疑者(31)がおよそ57gの大麻製品を密輸、逮捕されたと思えば、8日には元タレントの田代まさし容疑者(63)が覚醒剤を所持していたとして、覚醒剤では4回目の逮捕となった。

 またぞろ、芸能人の違法薬物をめぐる逮捕で報道が騒がしくなっているが、「なぜ有名人が大麻で逮捕されると、ここまで大々的に報道されなくてはいけないのか?」と語気を強めるのが、元女優の高樹沙耶氏(56)。3年前に大麻所持で有罪判決を受け現在は執行猶予中だが、日本の大麻解禁運動の急先鋒として活動を続けている。

 奇しくも、国母容疑者が逮捕された6日、日本外国特派員協会で記者会見を開き、大麻の規制見直しを主張していた高樹氏。後日改めて尋ねてみた。

メディアは興味を煽っているだけ

「人間が持っている『人の不幸は蜜の味』という感覚。この感覚に油を注いでいるのが今のメディア報道だと思うんです。その人(大麻で逮捕された)の人生や未来を心配しているのではなく、単に視聴者や読者の興味を煽っているだけ。単なるスキャンダル。本当にその人を慮っているのならば、そっとしておいてあげてほしい。

 逮捕者が出ると、この国では完全にスポイルされてしまいますし、特に最近はその傾向が強まっている気がします。若くて未来がある方、才能がある方……そういう人たちが潰されていくというのは、国としても大きなマイナス。国母さんのように世界の一線で活躍する選手が可能性を奪われていいのでしょうか? ご家族もいて、お子さんもいて、近所の方たちはみんな国母さんがいいお父さんだと証言しています」

 国母容疑者の場合、本人は否定しているものの、営利目的だという話がある。自分が摂取するためでなく、カネ目的だとしたら意味が違ってくるのでは?

「営利目的というけど、あれだけの高年収(一説には1億円)の人が大麻を売買して儲ける必要があるのか? って単純な疑問がありますよね。それと、私が大麻取締法で一番疑問に思っているのは、以下のポイント。厚生労働省の主張だと『大麻は麻薬。麻薬を使うと身体や脳がおかしくなる』としている。その主張に沿うとしたら、国民が使用することは絶対にダメだという話になるじゃないですか。

 だけど実際は、この法律には“使用罪”が存在せず、栽培、譲渡、所持が違反となっている。そのへん、まったく意味がわからないですよ(笑)。製薬会社はモルヒネなどを売買しているし、そこで利益も生まれている。医薬品として普通に流通しており、そこから税収を取っている。そういう意味でも大麻取締法とは何なのか? そこの部分について、改めてきちんとした説明がほしいと思います。

 とにかく大麻取締法の根本が間違えているから、議論にならないわけですよ。世界では大麻草によって命が助かっているというケースが山ほどある。人道的な見地に立った場合、善意で他人に譲ることは人助けになる。そこでお金をもらうことも、決しておかしなことではありません。

 だけど大麻取締法が存在することで、揉め事になる。科学的治験や世界の常識と合っていないのが大麻取締法。きちんと、ここを見つめ直してほしい。じゃないと、『罪なき犯罪者』がどんどん増えていくことになる。これを私はずっと主張し続けているんです」

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最終更新:11/11(月) 14:57
週刊SPA!

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