ここから本文です

中日・阿部寿樹 満足も慢心もしない/来季こそ主力に

11/12(火) 12:02配信

週刊ベースボールONLINE

 4年目で飛躍を遂げた。街で声を掛けられることも増えた。それでも満足感はない。

 「やった感がないんですよね。打ったことよりも、打てなかった記憶のほうが強くて。3割もいかなかったですし」。10月、秋季練習の休日を返上し、ナゴヤ球場でのマシン打撃を終えた阿部寿樹がつぶやいた。

 初の開幕一軍、開幕スタメンをつかみ、シーズンを完走した。初めて規定打席に達し、打率はリーグ10位の.291。過去3年間で25安打だった男が、今季だけで130安打を積み上げた。7本塁打を放ち、高橋周平と並んでチーム3位の59打点をマークした。

 満足していないから慢心することもない。「途中から攻められ方がガラッと変わった。春先は外の真っすぐと外の変化球ばかりだったのが、インコースに投げてこられるようになった」と説明。「調子が良いときは引っ張れるけど、悪いとボテボテのゴロになる」と自己分析する。

 来季は好不調の波を小さくするとともに、長打力も求められる。今季のチーム本塁打は両リーグ最少の90本。村上隆行打撃コーチは「よそのチームは反対方向にも入れている。ナゴヤドームが広いから入らないわけじゃない」と指摘。「体を大きく使って振れるようにしないと」。指導には熱がこもり、阿部も「究極の理想は全部ホームラン。右方向に大きいのが打てればいい」と呼応する。「毎年が勝負。来年も勝負の年になる」。オフには体重増にも取り組み、真の主力を目指す。

写真=BBM

週刊ベースボール

最終更新:11/12(火) 12:02
週刊ベースボールONLINE

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事