ここから本文です

本屋大賞、読むならこれ! 読書家が薦める鉄板の「10冊」

11/12(火) 6:21配信

NIKKEI STYLE

笑った本、泣いた本、勇気をもらった本……。本好きの書店員が選ぶ「本屋大賞」なら、面白くないわけがない。実際に5作品以上読んだ1000人がお薦めの本を選んだ。

■1位 舟を編む(三浦しをん)998ポイント

言葉の面白さ・仕事の地道さ 伝わる
*   *   *
出版社の辞書編集部を舞台に、主人公の青年が個性豊かな編集者や研究者らとともに新しい辞書づくりに取り組む姿を描いた。小説のテーマとなっているのは「言葉」。「すべてのことをインターネットに頼っている息子に、辞書が苦労と愛情の結晶であることをわかってほしい」(62歳女性)。「職場の理系の人に、言葉の面白さをわかってほしい」(23歳男性)。読書を薦める際、言葉の面白さに注目することを挙げる人が多かった。

あまり知られていない辞書編さんの困難な過程を丁寧に描いている。「仕事が嫌になっている人に、時間をかけてコツコツと成果を積み上げていくことの大切さを読み取ってほしい」(55歳女性)。「仕事についてのスタンスなど自分と比較すると発見があるかもしれない」(46歳女性)という意見もあった。仕事についても考えさせられる。

自分で読み返したい作品とした人が最も多かった。「大人になって読むのでは感じ方が違うと思う」(22歳女性)。「主人公に感情移入して読んだが違う人物の視点で読んでみたい」(55歳女性)

(1)出版社 光文社(2)価格 文庫本682円(3)発行部数 136.7万部(4)選考の年、結果 2012年、大賞

■2位 告白(湊かなえ)731ポイント

予想を超える展開 一気に読了も
*   *   *
娘を亡くした女性教師が、犯人である少年を指し示した教室から物語は始まる。「級友」「犯人」「犯人の家族」と語り手を変え、事件の真相に迫る。読後の感想が分かれる衝撃的な結末まで一気に読み終えたという人が多く、「予想を超える展開。読み進めるうちに、最後が気になって仕方がなかった」(26歳女性)。面白かった作品としてトップに挙げた人が最も多い作品だった。

ミステリー好きに薦めたいが、「自分の子供に、他人に対しどのように接していけばよいのかのヒントとして読んでほしい」(47歳女性)という声もあった。

(1)双葉社(2)681円(3)357.2万部(4)09年、大賞

1/5ページ

最終更新:11/12(火) 6:21
NIKKEI STYLE

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事