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『スカーレット』ちや子は喜美子に何を語る? 川原三姉妹の名前の由来も明らかに

11/12(火) 12:08配信

リアルサウンド

 『スカーレット』(NHK総合)第38話。丸熊陶業で絵付けを初体験した喜美子(戸田恵梨香)は思わず夢中になり、帰る頃にはすっかり日が暮れていた。家に帰ると、ひっくり返ったちゃぶ台と膝を抱えてうずくまる百合子(住田萌乃)を見つける。いつものように酔って帰ってきた常治(北村一輝)は喜美子がいないことに腹を立て、見とがめた直子(桜庭ななみ)と口論になったのだった。

【写真】喜美子を慰めるちや子

 「4時で仕事終わりとちゃうんけ? 何してたん?」と直子はたずねるが、喜美子は絵付けのことを言い出せない。大阪に行っている間、喜美子の代わりに家事をしていた直子だったが、風呂焚きや洗濯を「嫌いや! お父ちゃんも大嫌いや」と怒りをぶつける。喜美子の帰郷以降、機嫌の良い日が続いた直子の眉間のしわも久々に復活。空襲から逃げる途中で手を放されたという恨みを喜美子に抱く直子は、ことあるごとに姉に当たる。実はかんしゃく持ちの常治の気質をもっとも受け継いでいるのは直子だと思うが、真ん中の子にありがちな気難しい性格を桜庭ななみはよく演じている。

 第38話では姉妹の名前の由来も明かされた。母マツ(富田靖子)によれば、喜美子は、初めて子どもができたときの常治の喜びようが美しかったからで(「気のせいやな」と喜美子)、直子は素直の「直」、百合子は花の名前を付けたかったのだと言うが、なかなか思うようにはいかない。

 翌朝、絵付係に出社した喜美子を「ふか先生」こと深野心仙(イッセー尾形)はそっと引き戸の外へ追いやる。喜美子の絵付けを遊びだと思っていた深野は「ものになるまでは何年かかるかわからん」と話す。一人前になるのに一番弟子の池ノ内(夙川アトム)は住み込みで「朝から晩まで」みっちり1年、二番弟子の磯貝(三谷昌登)は陶工をしながら3年かかった。しかも、その間は給料なし。「そんなんできる?」と深野。絵付けという道を見つけて高まる喜美子だったが、「ええよ」という言葉とは裏腹に現実は甘くなかった。

 『スカーレット』では、これまで岐路に立つ喜美子の前に草間(佐藤隆太)や大久保(三林京子)、ジョージ富士川(西川貴教)など背中を押す人物が登場し、喜美子が自分の可能性に気づく手助けをしてきた。悄然とする喜美子を「おかえり」と出迎えたのはちや子(水野美紀)。ちや子を見た瞬間、喜美子の表情がぱっと明るくなる。喜怒哀楽の豊かさは朝ドラヒロインの要件と言えるが、『スカーレット』では一瞬の表情の変化が物語のカギを握る。ちや子とは荒木荘を去るときもとうとう会えずじまいだったが、間を置かずに再登場。さて“ブン屋の誇り”ちや子は喜美子に何を語るのだろうか?

石河コウヘイ

最終更新:11/12(火) 12:08
リアルサウンド

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