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メーガン妃も子供部屋で実践。生き物を一切使わない「ヴィーガン・インテリア」とは

11/12(火) 18:00配信

Forbes JAPAN

米エコノミスト誌は2019年を「ヴィーガンの年」としています。本誌によれば、25~34歳のアメリカ人の4分の1が、自身をヴィーガンまたはべジタリアンだと主張していると報告しました。ヴィーガンとは、絶対菜食主義であり、卵や牛乳やチーズなど、すべての動物性食品を摂取しません。そしてベジタリアンは、菜食主義で肉や魚を食べない方を指します。そのため、ヴィーガンと違い、卵や乳製品を召し上がる方もいます。
動物の生命を尊重することや、個人の健康への関心、そして環境問題への意識の高まりから、植物性の食べ物を選ぶミレニアル世代が増えているそうです。

実は今、この「ヴィーガニズム」の潮流が住まいの領域にも広がりを見せています。

インテリア業界の最近の話題といえば、エシカルでサステナブルなインテリアです。「ヴィーガンなインテリア」はこのトレンドに合うのです。

今年2月にスペインで開かれたデザインイベント「マドリード・デザイン・フェスティバル」の討論会でも、トレンド予測の第一人者であるリドヴィッチ・エデルコートが「ヴィーガニズムは2019年のインテリアデコレーションにおいて重要な鍵である」と話しています。

ヴィーガンなインテリアアイテムとは、生き物のいかなる部分も使用せず、傷を与えず、虐待せず、搾取していないものです。また、環境汚染に配慮した材料を使用しています。

例えば、レザーソファ、シープスキンラグ、羽毛やシルクの寝具なども、動物が使われるインテリアと言えます。住宅用の塗料にも、動物性の原料が含まれていたり動物実験をして製造されているものがあります。

マイケル・コースやグッチも参戦

DiMare Design - 他の家づくりに関する写真はこちら - Houzz インテリアデザイナーのデボラ・ディマーレ
マイアミを拠点とするインテリアデザインスタジオ、「ディマーレ・デザイン」のインテリアデザイナーで、 VeganDesign.org の創設者であるデボラ・ディマーレは「健康的で人道的なインテリア」をモットーに、ヴィーガンインテリアを実践しています。ディマーレはファッションの世界でも「マイケル・コースやグッチが動物皮を使用しなくなっている」ことを指摘します。

最近では、イギリス王室のメーガン妃(サセックス公爵夫人)が、第一子の子供部屋にヴィーガン塗料を選んだことも、インテリア業界で反響を呼びました。

このように、欧米を中心に、食だけではなくインテリアでもヴィーガンを選ぶ人が増えています。つまりヴィーガンインテリアが大きな市場になる可能性があるのです。動物の生命を尊重、個人の健康への関心、そして環境問題への高い意識を住まいにも求める人が増えそうです。

インテリア業界でも、エシカルとサステナブルを追求しているブランドが多く見られ、最近ではヴィーガンに適した選択肢が増えました。ザラ・ホームのような大手のインテリアブランドでも、動物性の素材を使っていない100%環境に優しい天然素材への取り組みが進んでおり、より手軽に取り入れることができるようになりました。

とはいえ、すぐにインテリアをヴィーガンにすることは難しいでしょう。自宅を100%ヴィーガンにしているイギリスのインテリアデザイナー、スージー・サーンダースも「数年かけて徐々に交換した」と語っています。もし実践したいなら、少しずつヴィーガンを選択して交換していけば、しだいにエシカルでサステナブルな住まいを実現することができるのではないでしょうか。

Houzz

最終更新:11/12(火) 18:00
Forbes JAPAN

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