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人生をパンに捧げる人が本気で選ぶ「究極5品」

11/12(火) 7:43配信

東洋経済オンライン

何かに夢中になり、何かを究めている人がいる。時間もお金も労力も、好きなことにありったけ注ぎ込む人がいる。
たとえ変わり者と言われようともわが道を突き進む、マニアックな人たちの人生はいかにも楽しそうだ。
静かなる熱狂に突き動かされて生きる人の世界にはどんな魅力があるのか?  達人だけが知るとっておきの話を、凡人ライターがお届けする。

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■食べたいパンを求め全国を駆け回る福地さん

 平成からはじまった空前のパンブームは令和も続き、パン人気は今やブームを超えて定着している。メロンパン、クリームパン、コッペパンなどワンアイテムショップも人気を集め、食パン専門店やパンフェスの行列も当たり前の光景となった。

 そのはるか昔から、1日3食パンを主食にしてきた筋金入りのパンマニアがいる。四半世紀にわたり、年間延べ200軒以上のパン屋を訪れ、年に1095食以上パンを食べ続けているパンコーディネーターの福地寧子さんだ。

 「今は独立して自由に食事ができますが、家族と暮らしていた頃も、和食を食べたあとにこっそりパンを1枚焼いて食べないと気が済まないほど」だったという。

 休日の楽しみは、もちろんパン屋巡り。食べたいパンがあれば東へ西へ、時には海外へ。高速や新幹線、時には飛行機に乗って出かけることもしばしば。パン代以上に往復の交通費がかかるのも珍しいことではないのだとか。

 人生とはパン巡りの旅。パンは命の糧。

 そんな福地さんが本当においしいと思うパンは、どんなパンなのか?  マニア厳選の「人生の最後に食べたい究極のパン ベスト5」についても話を聞いた。

 「いまいちばんお気に入りのパン屋さんで」

 そうお願いして福地さんに選んでもらった撮影場所は、問屋とオフィスビルと住宅が建ち並ぶ東京の東日本橋にある「ビーバーブレッド」。

 開店早々、常連客とおぼしき人たちがひっきりなしにパンを買いに来る町のパン屋さんだ。その前で待っていると、小柄でスリムな福地さんが現れた。表情はいくらか高揚しているように見える。

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最終更新:11/12(火) 7:43
東洋経済オンライン

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