ここから本文です

FT が「サブスク」の知見を生かし、コンサル業に乗り出す:D2Cビジネスの構築方法を提供

11/13(水) 9:01配信

DIGIDAY[日本版]

フィナンシャル・タイムズ(The Financial Times:以下、FT)は、大規模なD2C(Direct to Consumer:直販)ビジネスの構築法についての知識を共有するという収益性の高いビジネスのコンサルティングやバンキングに事業を拡大しようとしている。

FTストラテジーズ(FT Strategies)は、ほかのビジネスに対してデータ部門やD2C部門の拡大方法についてのアドバイスを与える。現在のクライアントは、北欧のメディア企業ボニアー・グループ(Bonnier Group)やロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館など幅広い。FTはさらに、パブリッシング産業以外とも話をしているが、いまのところはすべてがメディア企業だ。

英DIGIDAYがハンガリーのブダペストで開催した「パブリッシング・サミット・ヨーロッパ(Publishing Summit Europe)」で、FTの最高データ責任者を務めるトム・ベッツ氏はこう語った。「オーディエンスを集合体、あるいはセグメントで見るのと、D2Cの観点で顧客を理解するのはまったく違う」。

「転換点を超える人の数」

約4年半前、FTのサブスクリプション戦略がメーター制課金をやめて有料トライアルを主とする方向へと転換を図ったときに、読者エンゲージメントを詳細に見ていくことが、ビジネス全体の指導原則となった。

FTの新しい顧客中心の指標は、ユーザーが最後に記事を読んだのはいつか(リーセンシー)、ユーザーがどれくらいの頻度でサイトを訪ねてくるか(フリークエンシー)、読まれた有料記事の数(コンサンプション)という利用における3つの異なる側面に目を向ける。これら3つのコンポーネントはひとつにまとめられ、スコアを計算して、読者がいつ購読を申し込む、あるいはやめるかを特定するとベッツ氏はいう。

「我々の企業全体の焦点は、転換点を超えてエンゲージするようになる人の数だ。我々にとってそれは、我々のビジネスに最大の商業的差を生み出すものだ」とベッツ氏は語る。

1/2ページ

最終更新:11/13(水) 9:01
DIGIDAY[日本版]

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事