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「世界」から笑われないために侍ジャパンに求められる“王者の振る舞い”

11/13(水) 11:02配信

週刊ベースボールONLINE

国際大会での常識

 中国で「王者の振る舞い」が称えられている。第2回BFA女子野球アジアカップ(中国)。日本はインド、パキスタン、中国との予選リーグで、いずれもワンサイドのコールドで大勝したが、その真摯な「姿勢」が称賛された。

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 アンリトン・ルール。大会規約に記載されていないが、国際大会には暗黙のルール(不文律)がある。マナーとリスペクト。スポーツマンシップとして当然、理解した上でプレーすることが求められる。重要な“ルール”だが、実はあまり徹底されていないのが現実だ。

 侍ジャパン女子代表は開幕前に「国際大会の開催意義」を学んだ上で、大会に臨んだ。

 大量得点差(7点差以上、相手が格下の際は5点差以上)では「盗塁禁止=捕逸を除く」「スクイズ禁止」「けん制球禁止」「3ボール0ストライクから打ってはいけない」「控え選手を多く起用してはいけない」。また、試合前から明らかな実力差があると分かっているときには「投手は変化球を投げず、ストレートのみ」「盗塁禁止」「ガッツポーズ禁止」「相手捕手のサイン、動作の盗み見は禁止」とある。

 日本から見れば馴染みのない“ルール”かもしれないが、国際舞台では極めて常識の範囲。野球は世界から見れば、超マイナースポーツ。アジア、アフリカ、ヨーロッパの競技普及が進まない限り、オリンピックの正式競技として存続させることは難しい状況にある。男子、女子ともWBSCランキングで1位である日本は、勝つだけが目的ではない。野球途上国・地域へのリスペクト、競技力向上のための「王者の振る舞い」が求められているのだ。

 対戦チームは国を代表した集団であり、相手のメンツをつぶしてはならない。恥をかかせてはならないのが、国際大会における最低限のマナーなのだ。侍ジャパン女子代表は、この基本姿勢を実践し、フェアプレーを貫いた。

 スポーツマンシップの心構え。

 リスペクトとは仲間、相手、ルールだけではなく、審判員にも敬意を払うべきある。ゲームを公正・中立にジャッジするアンパイアなくして、試合は成立しないからだ。

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最終更新:11/13(水) 12:43
週刊ベースボールONLINE

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