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SUVのハイパフォーマンス化が止まらないのはアリ!? BMW X3 M コンペティション試乗記

11/13(水) 21:01配信

GQ JAPAN

BMWのミドルクラスSUV「X3」に、BMW M社が手がけたハイパフォーマンスモデルが追加された。標準モデルとの違いはいかに?

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X3との違いは?

速いSUVというより、SUVのカタチをしたスポーツカーとも言うべきモデルがBMW「X3 M」だ。新設計の直列6気筒エンジンを搭載し、かつ敏捷な運動性能も群を抜く。個性の面でもエクストリームなモデルである。

X3 Mは、2019年7月に日本で販売開始された。「サーキット走行のために開発した」と、メーカーじしんが謳うだけあって、まるでスポーツカーのように走れるところが最大の特徴だ。

シルエットはまんまSUVのX3だし、長めのホイールベース(2865mm)を活かしたパッケージによる余裕ある室内空間も変わらない。家族4人で悠々とドライブ出来る実用性に富んでいる。いっぽう、ワインディング・ロードを走るときは、ピュアスポーツカーの「Z4」に迫るのでは? と、思わせる性能が味わえる。

私が乗ったのは、「コンペティション」と呼ぶモデル。最高出力480ps(353kW)を発揮する標準モデルに対し、最高出力510ps(375kW)を発揮するエンジンを搭載する。

X3 Mは、一般道では充分すぎるほど速い。操縦する楽しみを追究してきたBMW的なSUVは、まさにこれだ! と、思える完成度である。

600Nmもの最大トルクを2600rpmから発生する設定だけあって、2トンを少し超える重めの車重(2030kg)をいっさい感じさせないダッシュ力だった。また、1675mmの全高を意識させないボディのロール制御技術もよい。

2992ccの直列6気筒ユニットは、通常のBMW車用と異なる。BMW M社が開発したものだ。たとえば、シリンダーヘッドのヘッドコア成形型には、3Dプリント技術を使うことで、従来の金属加工技術では困難だった複雑な形状成形を実現したという。また、軽量化とともにクーラントダクト配置の自由度が高まり、「より効率的な温度管理が可能になった」と、メーカーはうたう。

さらに、高圧燃料噴射の噴出圧力が、従来の200バールから350バールへと引き上げられた。結果、燃焼効率を大幅に改善したそうだ。

従来からBMW Mモデルのエンジンに採用されている吸気ダクト(圧力損失を最小限にするよう設計されている)や、2基のターボチャージャーも装着。サーキット走行を意識した内容になっている。

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最終更新:11/13(水) 21:01
GQ JAPAN

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