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子どもを「甘えさせること」と「甘やかすこと」の違いとは?

11/13(水) 12:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

子どもは本来、学ぶことが大好きです。好奇心旺盛な幼児期に、適切な教育を受けさせることが重要となります。本連載では、25年前から幼児教育に取り組んでいる株式会社コペル・代表取締役の大坪信之氏が、子どもに「学ぶことの楽しさ」を教える方法を解説します。本記事では、「甘えさせること」と「甘やかすこと」の違いについて見ていきます。

「甘えさせること」の大切さとは?

「甘えさせること」と「甘やかすこと」の違いをご存じでしょうか?

愛情をたっぷり注いで育てるというとよいことに思いますが、「これは子どもをわがままにさせてしまうのでは?」と甘えさせていいのか迷うことがあるかもしれません。今回は、甘えさせることと甘やかすことの違いを整理していきましょう。

◆「甘えさせる」とは?

「甘えさせる」というのは、たとえば子どもが「抱っこして~」と寄ってきたときに、「大好きよ」と抱っこしてあげることです。「ねえ、ママあのね」と話しかけてきたら、「なぁに?」と子どもの方を向いて話を聞いてあげることです。

親にたくさん甘えることができた子どもは、「甘えたいという気持ち」が満たされるので、スムーズに自立することができます。ところが、充分に甘えさせてもらえなかった子どもは、「甘えたいという気持ち」がいつまでも残ってしまうので、上手に自立することができないのです。

子どもは、忙しいときにかぎって、「ママ、ママ~」と甘えてきたりします。そんなときは、どんなに忙しくても、10秒でいいからしっかりと抱きしめてあげてください。1分でいいから、「なぁに?」と話を聞いてあげてください。それだけで、子どもは親の愛情を実感できるのです。

安心は心の安定につながりますし、それがやる気、頑張る気持ちにつながります。これが、「甘えさせる」ということです。

◆「甘やかす」とは?

たとえば、「ママ、抱っこして~」と甘えてきたとき、「アイスあげるから、食べててね」とか、「いま、忙しいからビデオみようね!」などと、対応することです。つまり、子どもの甘えたいという気持ちに「心」で応えず、「物」などを与えてしまうことです。

「心」が欲しい子に「物」を与えてしまうと、物だけでは満足できないのでわがままはエスカレートしていきます。「心」が欲しい子には、「物」ではなく愛情を与えなければならないのです。スーパーでお菓子を泣いてほしがる子には、「あれが食べたかったね。でも、今日は買う日じゃないから帰ろうね」と抱きしめて愛情を与えてください。

そして、子どもが落ち着いたら「がまんできたね」とほめて、心を育ててください。ねだられると、時間に関係なくジュースやお菓子を与える、欲しがるだけおもちゃを買い与える、見たがるテレビやゲームは見たいだけ見せるといった物を制限なく与えることを、「甘やかす」といいますので、区別しておきましょう。

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最終更新:12/3(火) 18:57
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