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「ポジティブ」や「好きを仕事に」という言葉の、ダメ社員ほど陥りがちな勘違い

11/13(水) 15:31配信

HARBOR BUSINESS Online

「ポジティブ思考」と聞いて、あなたはこの言葉をどのように説明するだろうか?

ポジティブ=楽観的ではない

 私は著書を読んでくれた方から、「山本さんは、ポジティブな方なんですね」と言われたことをキッカケに、「そもそも、この方にとってのポジティブさとは何か?」と考えてみた。そして、そこでは書ききれなかった「ポジティブ思考」について、もっと知ってもらう必要があると思った。

 なぜなら、これまでインタビューした私の周りのトップ営業マンや、経営者、高IQ者は、みんなポジティブ思考を持っており、これがビジネスの成功や出世するためには必要なスキルだからだ。

「ポジティブさ」とは、問題が発生したときに「まぁ~、なんとかなるさ」というような「楽観的」な気持ちとは違う。ただ、ポジティブさが「問題に対して前向き」であり、ネガティブさが「問題に対して後ろ向き」という点では正しい。

 もう少し具体化すると、ポジティブさとは「問題に立ち向かう」ことであり、ネガティブさとは「問題から逃げる」ことだ。つまり、ポジティブさとは「問題解決志向」なのだ。

問題解決を繰り返すことで身につく

 一般的なイメージの「楽観的」「明るい」などのポジティブさとは違うかもしれないが、こういった思考は問題解決志向によって、結果的に身につくものだ。問題解決の成功体験を何度も積むからこそ、自信があり、明るく見えるようになり、一般的な「ポジティブ・パーソン像」になっていくのではないだろうか。

 問題解決による成功を繰り返すことで、自分の人生を自分でコントロールしている感覚を持てるようになり、自己効力感(セルフ・エフィカシー)が高まる。セルフ・エフィカシーとは、カナダの心理学者アルバート・バンデューラが提唱したものだ。

イメトレはタイミングが重要

 セルフ・エフィカシーを高めるためには、問題解決の経験を積むことが最も効果的だが、それ以外にも面白い方法がある。それが、心理学者のジェームズ・マダックス教授が提唱した、「Imaginal Experiences」という「想像による経験」だ。

 これはいわゆるイメトレであり、自分の仕事が上手くいく様子やプロセス、全てが上手くいくことを想像することで、セルフ・エフィカシーを高める手法だ。

 この手法は、緊張状態で行うと効果がなく、リラックスした状況で行う必要があることから、瞑想と組み合わせて行うことで効果を高めることができる。仕事で追い詰められているときに、Imaginal Experiencesを行っても、不安を誘発する可能性があるので、オススメはしない。

 この手法自体、1979年からその効果が確認されて使われ続けており、今でも人の恐怖心などを克服するセラピーでもこの手法が使われる。患者が恐怖を感じる状況や対象を想像してもらいながら、それを克服していくイメージをしてもらうことで、実際に克服していくというセラピーだ。

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最終更新:11/13(水) 15:31
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