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「転勤族の妻」が正社員で働くのは無謀なのか

11/13(水) 5:40配信

東洋経済オンライン

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私の夫は海外赴任が多く、それに同行して、3年ごとに違う国に住むという生活を送っています。英語も不自由なく社会性もあり、国が変わっても日常生活には困らないのですが、思う仕事に就けていないことが悩みです。
日本語教師の資格があり、海外では割とすぐ仕事が見つかるのですが、1つのところに3年しかいないので、小さいスクールの非常勤などが関の山です。正社員では雇ってもらえません。結婚前は大学でフルタイムで教えていたのと比べると雲泥の差です。

日本語教師にこだわっているわけでもないんですが、資格があるのでパートでは職に就きやすく、またこれ以外にスキルもないので続けています。正社員になれそうな職があればすぐ転職したいですが、国をまたぐ引っ越しでは無理ですかね。何かアイデアあれば教えてほしいです。
パート 多田

■何をするかという意味での「キャリア」に一貫性を

 滞在国が頻繁に変わるという事情がこの先も変わらないという前提ですと、一貫したキャリアを積み重ねることで正社員として1カ所に継続勤務したのとさほど変わらないスキルと経験を身に付けることに注力するべきです。

 ここで大事なことは、「一貫したキャリア」であり、「一貫した職場」や「同じ国」ではないということです。

 同じ国に長く滞在ができるのであれば、ほかにもさまざまな選択肢はあるでしょうが、滞在する国、すなわち勤務地という意味での「場所」が変わるという前提でいくと、何をするかという意味での「キャリア」に一貫性を求めるほうがよいでしょう。

 どんな仕事に関してもそうですが、仕事とは、「どこで」「何をするか」で大きくは定義されます。

 つまり「環境×スキルや経験」という掛け算ですね。

 ここでいう環境とは勤務地や会社という場所や人間関係などを含めた外部環境のことであり、スキルや経験は自身に帰属する内部環境のことです。

 仕事において成果を上げるためには、その双方、つまり環境と自身の持っているスキルや経験が合致することが重要であり、合致して初めて成果につながるのです。

 どこかの職場で優秀であればほかの職場でも優秀であるという保証はありませんし、反対もしかりなわけです。

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最終更新:11/13(水) 5:40
東洋経済オンライン

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