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「人々は インフルエンサー を馬鹿にするのが大好きだ」:ある旅行関連インフルエンサーの告白

11/14(木) 12:01配信

DIGIDAY[日本版]

インフルエンサーマーケティングは、いわばワイルドウエスト(開拓時代のアメリカ西部)だ。「インフルエンサーのバブル崩壊は、秒読み段階だと思う」と語る、某高級ホテル・マーケティング担当者もいる。

しかし、すべての事態を把握してついていくのは、企業にとってもインフルエンサーにとっても困難だ。インフルエンサーはただ商品の写真を投稿し、企業からもらった小切手を換金するだけの気楽な商売だと想像しがちだが、彼らに言わせれば、実態はそんな生易しいものではなく、骨折り仕事もたくさんある。

ある旅行関連インフルエンサーによれば、コンテンツとブランド契約を管理するのは、小規模事業の経営に近いのだが、ブランドは必ずしもそれを理解していない。匿名を条件に本音で語ってもらう「告白」シリーズ。今回は、とある旅行関係のインフルエンサーを迎え、ブランドとの契約の秘訣や、コンテンツの著作権保持が引き起こすやっかいな問題について聞いた。ブランドはインフルエンサーの存在をもっと真剣に捉えるべきだと、彼はいう。なお、読みやすさを考慮し、発言内容には多少編集を加えた。

──インフルエンサーとしての仕事内容は実際どんなもの?

ややこしい雑務の寄せ集めだ。私はライターで、写真家で、マーケターで、広告主で、自分自身の広報担当でもある。ウェブサイトも運営しているので、そちらの問題にも対処しなくてはならない。何もかもを少しずつやっている。1日のある程度の時間はソーシャルメディアに費やすが、自制するようにしている。自分自身のビジネスを続けるために必要なあらゆる雑務に押しつぶされないように、そうする必要があるのだ。

──インフルエンサーの仕事は、小規模事業の経営に似ている?

100%そう感じている。インボイスをきちんとつける、契約書にサインする、そのために内容を確認する。どれも必要なことだ。いくつかのキャンペーンの契約書は自分で書いた。どんなことも自分でやらなくてはならない。ただ写真を投稿するだけではないのだ。ブランドと仕事をするとき、たとえば何かの販売や取引を促進するキャンペーンだとしたら、まずキャンペーンとブランドのガイドラインを渡され、それに沿ったコンテンツの撮影や執筆をして、ブランドに送って、承認をもらい、日時を決めて自分のアカウントに投稿する。実際に行うのはブランドの広告業務であって、たくさんのステップを踏み、すべてを完璧にこなす必要がある。

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最終更新:11/14(木) 12:01
DIGIDAY[日本版]

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