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侍ジャパンの“形”が見えたメキシコ撃破【プレミア12】

11/14(木) 12:52配信

週刊ベースボールONLINE

坂本勇人の復活

■プレミア12「スーパーラウンド」
日本3対1メキシコ=11月13日(東京ドーム)

 前夜のアメリカ戦での敗戦により、チームにはやや重苦しい雰囲気が漂っていたが、11月17日の決勝に向けてもう負けは許されない緊張感の中で迎えた13日のメキシコ戦(東京ドーム)は、稲葉篤紀監督が求めてきた“形”が見えた勝利だったのではないか。

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 苦戦を強いられたオープニングラウンド初戦のベネズエラ戦、スーパーラウンド初戦のオーストラリア戦、続くアメリカ戦と、いずれも日本は先制を許して追いかける展開を強いられていたが、この日はメキシコ先発の左腕・ラミレス攻略へ右打者を7人起用するなど大胆にシャッフルした打順変更が奏功。どうしても欲しかった先制点を手にした。

 口火を切ったのは、アメリカ戦で3三振を喫していた坂本勇人だ。前夜の七番から二番に打順を上げての先発出場は「もともと巨人では二番。これまで二番で1試合(※11月1日のカナダとの強化試合)しか試していないのですが、(全体の)守備をまず決めて、打順を組んだときに二番がいいんじゃないかと。慣れているポジションですし、そこで何とかつないでもらおうと思いました」という稲葉監督の親心。先発落ちも可能性があった中での起用に、坂本も結果で応えた。

 初回、一死で打席に立つと、メジャー通算40勝のラミレスの初球を、迷いを振り払うかのようにフルスイング。痛烈な打球が極端なシフト敷いた二塁手(二塁ベース後方に位置)と遊撃手の間を抜いた。坂本は「普通ならショートゴロ」と冗談めかしたが、「見ていくといいことがないと思って早めに仕掛けました。先に点を取りたいという状況で初回に安打が出て良かった」と振り返る一打がチームに勢いを呼んだ。

 坂本は直後に二盗でスコアリングポジションに進むと、頼れる四番・鈴木誠也の中前打で先制のホームへ。スーパーラウンド3戦目にして初の先取点が持つ意味は大きく、打線はここからさらなるつながりを見せる。この日は五番に入った外崎修汰が中前打で続き、六番に回った近藤健介にも一、二塁間を破る適時打が生まれて2点を先取。2回には2度目の打席が回ってきた坂本が左前へ適時打を放ち、「迷惑をかけていたので、ホッとしました」と笑顔を見せた。

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最終更新:11/14(木) 13:10
週刊ベースボールONLINE

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