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CB、マッハ、Z2、GT、TX 1970年代ナナハンマシン「当時最も速かったのはどれだ?」

11/14(木) 17:23配信

モーサイ

ホンダCB750Fourの登場を機にナナハンブームが巻き起こった1970年代。「どれが一番速いのか?」と誰しも思ったに違いない。

雑誌メディアももちろん同じ。1973年のモーターサイクリスト誌では『総力特集、国産重量車の定地テスト&性能比較』という企画を展開。
計11台をテストしたなかで、ナナハンクラスとしては、空冷4ストローク並列4気筒のカワサキZ2とホンダCB750フォア、空冷4ストローク並列2気筒のヤマハTX750、水冷2ストローク3気筒のスズキGT750、空冷2ストローク3気筒のカワサキ750SSと、今日「名車」と呼ばれるマシンが集められている。

そのときのナナハンマシン実測性能テストの結果と試乗記を以下に紹介したい。テストライダーは、現在もモーターサイクルジャーナリストとして活躍している当時20代前半だった山田 純さんだ。
(山田 純さんは単身で渡米してレーサー修行を積んだ後に国内の選手権に参戦し、1970年代初頭からジャーナリストとしての活動を開始。ジャンルや排気量を問わず、どんなバイクもスマートに乗りこなすので、瞬く間に人気テスターになった)

ナナハンマシンの性能のちがいは?

最高速●助走は約1kmで、計測区間は200m。
ゼロヨン加速●コースを往復しての平均値。
停止距離●表内ではZ2が最も優秀だが、これは初速が他車より2~5km/hほど低かったため。実際の感触はフロントダブルディスクのGT750が最も良好だったようだ。
筑波サーキットのタイム●ゼロスタートから2周目。もっと周回数が多ければタイムは全体的に縮んだだろう。

最高速度はカワサキZ2が圧倒的だった

ライバル勢とは次元が異なるトップスピードを記録したのは、最後発のナナハンとして登場したZ2で、DOHCエンジンの吹け上がりは低中回転域でも十分に素晴らしく、シフトアップ後も加速が鈍らない。

最高速付近で車体に最も不安を感じたのは、2スト空冷トリプルの750SS。加速は素晴らしいものの、速度が上がるとフロントまわりが落ち着かず、ふとしたきっかけでウォブルが発生する。
逆に高速域で最も車体が安定していたのは、どっしりと表現しくなるCB750フォア。
ただしこのモデルは、仕様変更のたびにマイルド化が図られているようで、最高速度は2気筒のTX750と同じだった。
なお速度計の精度が非常に高かったCB750フォアに対して、Z2はかなりアバウトで、最高速付近では+20km/h以上を指していた。

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最終更新:11/14(木) 17:23
モーサイ

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