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ボーダーを越えてやってきた、男性がイヤリングをつける時代

11/14(木) 19:20配信

ハーパーズ バザー・オンライン

近年、男性らしさの規範は緩みつつある。シャネル(Chanel)やスリー(Three)は男性に向けた化粧品を販売し、グッチ(Gucci)やバレンシアガ(Balenciaga)はメンズのルックにジュエリーを取り入れるなど、多くのブランドが男性へのステレオタイプを崩しはじめている。

【写真】2019-20秋冬トレンド感の決め手は、ビッグなイヤリング!

遡ること2011年、カニエ・ウェストが「Watch the Thron」のツアーで、リカルド・ティッシ率いるジバンシィ(Givenchy)のレザーキルトを着て物議を醸したことやジェイデン・スミスがルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のウィメンズ2016年春夏コレクションの広告でスカートを履いたこともその兆候だったのかもしれない......これらにより、男らしいファッションと女らしいファッションの伝統的な境界線が曖昧になっている。特にジュエリーは従来、女性が楽しむものと考えられてきたが、セレブやK-POPアイドルが積極的に身に着け、その固定概念を打破しているのだ。

「≪キャンプ≫についてのノート」をテーマにした2019年のMETガラで、ハリー・スタイルズが、グッチのパールが垂れ下がったイヤリングを身に着けていたことは記憶に新しい。しかもハリーはイベント前日、このイヤリングを付けたかったという理由で、自身の耳に穴を開けたという驚きのニュースもあったほど。

また、ルイ14世からインスピレーションを得たというディオール(Dior)の真っ白いスーツに身を包んだニック・ジョナスは、ハリーと比べても引けを取らないような、いくつものイヤーカフで耳元を飾っていた。そして防弾少年団ことBTSのメンバーであるJiminは、中世的なメイクや衣装だけでなく、フープイヤリングからフリンジタイプのものまで、さまざまなイヤリングを取り入れて、自身のスタイルを確立させている。

ヒッピーカルチャーやパンクシーンでは、大振りなイヤリングをつける文化があるが、セレブのように双方のカルチャーに属していなくても、またLGBTQコミュニティの一人ではなくても、男性が公の場でイヤリングを着けることへの違和感は薄れている。カルバン クライン(Calvin Klein)の2016年秋の広告でラッパーのヤング・サグが「性別はない」とコメントしたように、イヤリングはユニセックスの時代を象徴する次なるフロンティアなのかもしれない。

最終更新:11/14(木) 19:20
ハーパーズ バザー・オンライン

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