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86年ぶりに3刷となった『文藝』特集「韓国・フェミニズム・日本」 増補され「完全版」として書籍化

11/14(木) 18:17配信

KAI-YOU.net

創刊以来86年ぶりに3刷となった季刊文芸誌『文藝』2019年秋季号(特集「韓国・フェミニズム・日本」)が、大増補されて単行本『完全版 韓国・フェミニズム・日本』として11月30日(土)に刊行される予定だ。価格は1,600円(税抜)。

【画像】「韓国・フェミニズム・日本」に寄稿した作家

大反響を呼んだ特集「韓国・フェミニズム・日本」

『文藝』2019年秋季号の特集では、ベストセラー『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者であるチョ・ナムジュさんや、直木賞作家の西加奈子さんら日韓作家10人による短篇競作を中心に、韓国文学ブームの立役者・斎藤真理子さんと日本を代表する翻訳家のひとり・鴻巣友季子さんによる対談、有識者によるエッセイ・論考などをラインナップ。

ほかにもアジア初の国際ブッカー賞作家であるハン・ガンさんによる本誌のための書き下ろし作品や、シンガーソングライターのイ・ランさんの世界初公開小説、韓国人の日本語ラッパー・MOMENT JOONさんによる自伝的小説「三代」の抄録も話題になった。

本誌は発売5日での増刷が決定。その増刷分が予約のみで完売し、創刊号以来の3刷となるなど好調が続いていた。

韓国文学とフェミニズムを知る決定版

斎藤真理子さんが編集をつとめる単行本『完全版 韓国・フェミニズム・日本』では、シンガー・ソングライターのイ・ランさんによる初邦訳作『手違いゾンビ』や新世代のフェミニスト作家として知られているユン・イヒョンさんの代表作『クンの旅』、性暴力をめぐり社会の現実を克明に暴くパク・ミンジョンさんの『モルグ・ジオラマ』など、韓国文学の最前線を紹介。

さらに、いま韓国で最も注目を集め、文学の未来を担う作家のファン・ジョンウンさんとチェ・ウニョンさんによる、本書のための書き下ろしエッセイも収録される。

特別企画には「韓国文学一夜漬けキーワード集」が掲載されるなど、これからシーンを知る読者にも対応した日韓の書き手が描き出す韓国文学とフェミニズムのいまを知れる内容だ。

吉谷篤樹

最終更新:11/14(木) 18:17
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