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「環境は変わらず、制度に疑問」幼保無償化から1ヶ月、現場の声を聞いた

11/14(木) 21:32配信

サンキュ!

少子化対策や子育て支援の一環として、幼児教育・保育の無償化(以下、幼保無償化)が2019年10月1日からスタートして、約1カ月が経ちました。

すでにお子さんが通っている幼稚園や保育園、自治体の説明会などで話を聞いたママ・パパも多いはず。しかし、一部保護者への費用負担が求められるケースや、園の種類によって助成を受けられる金額が違ったりするなど、説明を受けてもいまひとつよくわからないという声もちらほら聞こえてきます。

また、現場で働く保育士、先生たちが今回の無償化についてどう感じているのかも気になるところです。そこで今回は、関係者たちの声をまとめるとともに、幼保無償化について改めて解説します。

(取材・文/みらいハウス 野呂知子)

幼保無償化に対する、ママ・パパたちのリアルな声

まずは、幼保無償化の取り組みについて、子どもを預ける側のママ、パパたちはどう考えているのかについて。未就学児から小学生までのお子さんを持つママ、パパを対象に、「幼保無償化について、どのように考えていますか?」というアンケート調査を行いました(みらいハウス実施/有効回答数39 )。

そのときのアンケート結果を一部ご紹介します。なおこちらのアンケートは、幼保無償化実施前に行われたものとなります。

賛成意見の一例

「個人的には無償化よりも保育士さんの待遇を改善してほしいと思っていますが、通園のための費用に補助が出るのであれば、活用したいです」

「幼稚園に入園させたいと思っています。幼保無償化でそこそこ補助が出るので、貯金もできるし、かなり助かります」

「幼保無償化は、何かと出費の多い子育て世帯にはいいのではないでしょうか」

「利用者としては費用負担が少ないほうがありがたいので賛成。ただ、区別のない公正な無償化と、ほかの部分でしわ寄せがこないような状態に期待したい」

反対意見の一例

「幼保無償化で、幼稚園や保育園で働く人の環境や待遇の改善がおろそかにならないか心配です。幼児教育の現場で働くことに誇りを持てるような職場になってほしい」

「タダだったら幼稚園に入れようと思うお母さんが増えるとなると、幼稚園でもいいから預けて働きたいというお母さんたちが、子どもを希望の幼稚園に入れられずあふれてしまうのではないかと心配です」

「金銭的にはありがたいですが、働きやすさはあまり変わらないのではないでしょうか。幼稚園も無償化となると、お金がかからないぶん、逆に働く女性は若干減るかもしれないですね」

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最終更新:11/14(木) 21:32
サンキュ!

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