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上司がクサい…指摘が難しいスメハラを解決する方法

11/14(木) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン

 電車内やお店の中、職場において「ニオイ」が気になるという人は多いだろう。上司の口臭が気になる、同僚から疲労臭がする、女性部下の香水がキツすぎる…。仕事のモチベーションを下げかねないこれらの「悪臭」だが、指摘するのは非常に難しい。相手のショックを最小限にして、「ニオイ」の注意をする方法はあるのだろうか。(清談社 鶉野珠子)

● 誰もが知らず知らずのうちに “スメハラ”加害者に?

 「ここ5年間くらいで、“スメルハラスメント”の相談件数は増えてきていますね」

 そう語るのは、一般社団法人「職場のハラスメント研究所」の代表理事を務める金子雅臣さんだ。スメルハラスメントとは、「スメル」、つまり「ニオイ」に関するハラスメントのこと。相手が不快に感じるようなニオイを放つとスメルハラスメントに該当し、場合によっては退職を告げられるケースもあるほど深刻な問題になってきているのだ。

 スメルハラスメントは「スメハラ」という略称で呼ばれ、数多くの人が無意識のうちにスメハラ加害者になってしまっているという。

 「スメハラでとくに多いのは、加齢とともに現れる加齢臭と、極度の疲労やストレスによって現れる疲労臭の2つです。また、香水や化粧品などの香りも、度が過ぎればスメハラになりかねません」(金子さん、以下同)

 自分がどんなニオイを放っているのかは、なかなか気付けないもの。また、ニオイの感じ方は人によって異なるため、非常に敏感な人もいれば、まるで鈍感な人もいる。それゆえ、なにが相手を不快にするかは、これといった解が存在しないのだ。

● 20代でも生活が荒れて いれば「疲労臭」が漂う

 ビジネスパーソンにとって、身だしなみの清潔感は欠かせない。とりわけ、社外の人と接する機会が多い職種ではなおのことだろう。「悪臭が原因で契約が白紙になってしまった…」など、業務に支障をきたすということはあり得るのだろうか。

 「大いにあります。とくに、飲食店やコンビニなどの接客業は、従業員のニオイに関するクレームが多いです。むしろセールスマンでは、そういった事例はあまり聞きません。というのも、彼らは自分の身なりが不衛生だと業務に差し支えることを重々理解しているので、体臭を含む身だしなみには、すごく気を付けているからです。日頃から疲労臭を発生させない食事を心がけるなど、自己管理が行き届いているのですよ」

 金子さんいわく、飲食店やコンビニなどの接客業において、クレームが入るほどの悪臭を放っているのは20~30代の若い店員が多いという。

 「この世代の人に多いのが、だらしない生活から生まれる悪臭です。たとえば、洗濯が雑な人の制服は、汗や皮脂などの汚れが落ちきっていないうえに、生乾き臭や部屋干し臭がすることもあります。また、偏った食生活、睡眠不足、入浴をシャワーだけで済ませるなどで体が十分に休まっていないと、疲労臭が漂う恐れもあります。これらは、その人の普段の生活そのものを改善しないと根本的な解決にならないため、注意しても直りづらいのです」

 コンビニのレジにいる店員がクサイ、居酒屋で料理を運んできた店員がクサイ…。その場限りはなんともないかもしれないが、「あの店はクサイ店員がいる」という印象がついてしまえば、リピーターは見込めないだろう。放っておけば徐々に店の売り上げを落としていきかねない、若い世代の生活に根付いた悪臭。どのように注意すればいいのだろうか。

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最終更新:11/14(木) 6:01
ダイヤモンド・オンライン

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