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ミスを極度に恐れる人が「実は損している」理由

11/14(木) 5:55配信

東洋経済オンライン

ミスや失敗はしないほうがいい――。そうはいっても、日々仕事をしている中では、やむを得ず起こってしまうものです。このようにビジネスにおけるリスクともいえるミスや失敗ですが、その対処によっては実は「評価を上げる」ための最短ルートになりえます。ミスや失敗から大きな成長をもたらす方法を、『ミスしても評価が高い人は、何をしているのか?』の著者・飯野謙次氏が解説します。

 「失敗は成功のもと」

 「ミスを恐れず、どんどんチャレンジしなさい」

 「失敗を恐れて小粒になるのが、一番よくない」

 仕事をしていると、よく、このように言われます。たしかに、会社で活躍している人たちは、皆、失敗を恐れず伸び伸びと仕事をし、しかも成果を出しているように見えます。

 しかし、世間を見回してみるとどうでしょうか? 

 たった1回の失敗で、次へのチャンスを失ってしまった人。ミスが考課に響いてしまった人。ちょっとしたことなのに、何度も叱責してくる上司……。

 どうも、「失敗を恐れるな」と言われる割に、いざ失敗した先には、明るくない未来が待ち受けているように見えます。

 ですから、ビジネスで成功するために「とにかくあらゆる手段を講じて、ミスを徹底的に排除する」というのは、1つの有効な手段といえるでしょう。

■出世が速い人ほど「ミスを愛する」3つの理由

 しかし私は、「失敗した!」「しまった!」と思ったときこそが、ビジネスパーソンに最も大きな成長をもたらすチャンスであると考えています。それには、3つの理由があります。

 1つ目の理由は、人が「もっとうまくやろう」「能力を向上させよう」と最も強烈に思うのが、「うまくいかないとき」だからです。

 実際、ミスや失敗をしてしまったら、それを客観的に観察し、原因を分析して根本的な解決を図る必要があります。ミスや失敗に対してこのように向き合うのは、言うは易く行うは難し。ですが、このプロセスを経た先には、必ず、対応力や思考力、計画力、分析力などの向上が待っています。

 例えば、私は最近、東京大学内の業務で、ラズベリーパイを使って有機溶媒ガスの濃度の多点測定を試みましたが、思い通りに動作せず、しかもラズベリーパイをショートさせてしまう……という失敗をしました。その原因は簡単にいえば、自身の「学習不足」に「計画不良」、さらには焦りと雑念による「注意不足」がありました。

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最終更新:11/14(木) 5:55
東洋経済オンライン

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