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ゴクミ似超美人女番長だった「大阪逃走女」 覚醒剤と窃盗でも逮捕歴アリ

11/14(木) 12:00配信

デイリー新潮

 白昼堂々、大阪地検から逃走した女はわずか2日で御用となった。その過去を繙(ひもと)くと、覚醒剤から窃盗まで、危険な素顔が垣間見える。公開された手配写真はそれを物語るが、意外や意外、以前は「ゴクミ」似で評判の美人だった。

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 まさか、元F1レーサーを夫に持つ彼女を意識したわけではあるまい。現場から“眼にも留まらぬ速さ”で逃走したのは10月30日のことだった。

 大阪社会部の記者が解説する。

「逃げたのは、昨年7月に無免許運転で8歳の子どもをはねたとして逮捕されていた野口公栄(きみえ)被告です。保釈中だった野口は公判に出廷せず、刑事施設に収容される予定でした。大阪地検岸和田支部でその手続き中、“車に荷物を取りにいきたい”と言うと、4人の事務官を振り払い、息子の野口仁容疑者とともに車で逃げてしまったのです」

 現場を目撃した男性は、

「急発進する車に4人が大慌てでした。“止まれー!”と大声を出しながら、窓をドンドン叩いている。そのうちの一人は車にはねられて倒れていました」

 その後、大阪地検から公栄被告の写真が公開された。女の顔は請求書とは言うが、なぜか片目が潰れた異様な顔だった。

「写真による情報提供はなかったものの、11月1日、知人が住む団地で息子とともにあっけなく確保されました」(先の記者)

 逃走劇を演じた公栄被告はどんな人物だったのか。

喪服に真っ赤な髪

 1970年に生まれた彼女は、大阪府南部の漁港に近い集落で育った。

 大阪の実家の近隣住民によると、

「近くの公立中学に通ってたわ。その時分は超のつく美人で、後藤久美子によう似ていたな。長身で痩せていてね、他の中学からわざわざ見に来る人もいたくらいや」

 もっともその美貌の一方、素行の悪さが際立っていたそうで、

「いわゆる女番長みたいな存在。金髪に染めてタバコをふかしては、先生に“おい、ワレ”と盾突くような子やった」(同)

 別の知人はこう話す。

「中学を出てからは不良仲間の男とつるんで遊びまわってた。10代のうちに男と出来てしまい、3人の子どもを産む。そのうちの一人が今回逮捕された仁ですわ。で、ろくに子育てもせず、他の男のところを転々としていた。付き合う奴はガラの悪い奴ばかり。2、3年前には葬式へ喪服に真っ赤な髪で現れて不興を買っていた」

 出会った男の影響を色濃く受けたのだろうか。犯罪に手を染めるようになる。

 捜査関係者が言う。

「過去には高級時計など貴金属の窃盗を繰り返す窃盗グループに加わって、2001年に検挙されています。被害金額も1億円を超えるほどだった。また覚醒剤による逮捕歴もあった」

 一皮むけば、犯歴の数々。逃げられた地検にも冷たい視線が注がれている。

 先の記者が続ける。

「逃亡された日、地検が発表したのが、発生から5時間後。その間、野口の逃走を地元の自治体など各所に連絡もしなかったことから、批判を浴びています」

 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が指摘する。

「彼女は車で人をはねるという危険な行為で逮捕されています。つまり、逃走中に市民を巻き込む可能性があった。検察は全てを調べてから会見を開くという固定観念を持っているので発表が遅れたのでしょうが、すぐに周知すべきでした」

 こちらは“最速”での対応とはいかなかった。

「週刊新潮」2019年11月14日号 掲載

新潮社

最終更新:11/14(木) 16:16
デイリー新潮

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