ここから本文です

報道陣も驚いた立田悠悟の「残念」。U-22代表、清水で挑む生存競争。

11/14(木) 11:16配信

Number Web

 現在の身長は191cm。

 清水エスパルスDF立田悠悟は2年前のトップ昇格時は189cmだった。その後、身長が伸びた際も「190cmを越えると相手のマークが厳しくなるから」と登録はあえて小さい数字にとどめていた。それを今季早々に改めたのには理由があった。

【秘蔵写真】U-17時代のヤンチャかわいい柴崎、南野、堂安、中島に12歳でバルサ君臨の久保、ロン毛時代の長谷部&本田にギラついた頃のカズ。

 「国際的には190cm以上あった方がいいから」

 内向きだった意識が大きく世界を向き始めたのだ。

 東京五輪の日本代表入りへ、立田はこれから厳しい生存競争に挑もうとしている。11月17日のU-22コロンビア代表戦に招集されると、「今回はA代表(でプレーするメンバー)も加わって枠が狭くなってきている。もっとアピールをしなくてはいけない」と強い思いを口にした。

本職での出場は増えたが……。

 一方で今回の招集には「正直なところホッとしている」というのも偽らざる本音だった。U-22代表にはコンスタントに選出されているものの、クラブでは試合出場が少なく、自身のパフォーマンスには決して満足できる状況ではなかったからだ。

 昨季は本来のセンターバックでなく、右サイドバックとしての出場機会が多かった。今季はその位置に川崎フロンターレからDFエウシーニョが加入したことで本職での出場機会が増えた。だが、第23節のコンサドーレ札幌戦で0-8とクラブワースト失点、第25節の鹿島アントラーズ戦でも0-4と大敗すると先発組から外れた。

 ようやく次のチャンスが巡ってきたのは第30節のジュビロ磐田との静岡ダービーである。第27節の湘南ベルマーレ戦に6-0と大勝し、残留に向けてチームはあと1勝を上積みしたい状況にあった。だが、続く浦和レッズとサンフレッチェ広島に2連敗。その後に迎えた静岡ダービーは是が非でも勝ち点3の欲しい1戦だった。

交代出場した静岡ダービーでも……。

 今季公式戦4連勝中と相性のいい磐田が相手。ところが前半5分にセンターバックの元韓国代表DFファン ソッコがまさかの一発退場。ベンチにいた立田に突然出番が巡ってきたものの、交代直後に自身のミスから決定機を許すなど散々の出来に終わった。「あれほど試合にうまく入れないやつがいるのかというくらいのプレーだった」と自分の不甲斐なさに敗戦のショックが重なり、試合後は反省の弁を繰り返した。

 ファン ソッコの出場停止を受け、次の仙台戦でリーグでは6戦ぶりに先発出場したが、チームは0-2とまさかの4連敗を喫して15位まで後退した。そうしたチーム状況、自らのパフォーマンスを考えれば、今回の代表選出には「ホッとした」というわけだ。

 もちろん東京五輪の候補選手となっただけで満足するわけにはいかない。

 「代表に行けば、『クラブで結果を残している人を使う』という話がよく出る。試合出場が少なく、その条件をクリアしていない自分は、代表での活躍で埋め合わせをしていくしかない。だから、他の選手よりもアピールが必要なんです」

 年齢条件を満たすA代表選手たちの五輪組への参戦で、代表入りへのハードルがさらに高くなっていることも感じている。

1/2ページ

最終更新:11/14(木) 11:16
Number Web

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事