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サステナビリティって何? 専門家が答えます。 連載Vol.4 化粧品業界のリーダーの役割とは 日本ロレアル

11/14(木) 9:00配信

WWD JAPAN.com

サステナビリティに取り組まない企業は存続できない――といわれる一方で、具体的に何をどうしたらいいのか分からないという声も聞く。そこで「WWDジャパン」11月25日号では、特集「サステナビリティ推進か、ビジネスを失うか」を企画し、経営者やデザイナー、学者に話を聞きその解決策を探る。今回はビューティ業界の雄、日本ロレアルの船津利佐コーポレート・コミュニケーション本部シニアマネージャーに聞く。

【画像】サステナビリティって何? 専門家が答えます。 連載Vol.4 化粧品業界のリーダーの役割とは 日本ロレアル

WWD:ロレアルグループではサステナブルな活動に2013年から本腰を入れていますね。

船津利佐日本ロレアルコーポレート・コミュニケーション本部シニアマネージャー(以下船津):当グループは、世界的な課題である地球温暖化をはじめ、貧困、男女格差などの社会的課題に対して、化粧品業界のリーダーとしていち早く施策を講じるため13年に、20年に向けてよりよい環境や社会の持続的発展のためのコミットメント「SHARING BEAUTY WITH ALL(シェアリング ビューティ ウィズ オール)―美のすべてを、共に次世代へ―」を発表しました。これを策定するにあたり、世界中の200以上のNPOなどの組織と社会的な課題について議論を行いました。また、継続して毎年、150以上の組織と意見交換を実施しているんですよ。

"「4つの柱でプロジェクトを推進」"

船津:4つの柱(イノベーションにおける持続的発展、暮らしにおける持続的発展、生産における持続的発展、社員・サプライヤー・コミュニティーにおける持続的発展)に基づき、さまざまなプロジェクトを推進しています。一例を挙げると、生産における持続的発展において、生産活動で排出するCO2の量、水消費量および産業廃棄物量を20年までに05年対比で60%削減することをグループ全体の目標に掲げています。静岡県御殿場市にある製造工場のコスメロールでは、アジア太平洋地域における当グループの工場として唯一ラグジュアリー製品を生産しているのですが、燃焼効率に優れたボイラーの導入や蒸気滅菌の活用など、環境負荷の削減活動に早くから着手し、15年末にグローバル目標であるCO2排出量および水消費量の60%削減を早々に達成。日本をはじめ各国の取り組みにより、当グループの18年は05年比で工場・流通センターのCO2排出量を77%削減する一方で、生産量の38%増を達成しています。

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最終更新:12/3(火) 15:34
WWD JAPAN.com

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