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「罰金は払えど謝罪はなし!」ワールドラグビーvsスコットランド協会の“妥協和解”にさすがの英BBCも…

11/15(金) 5:03配信

THE DIGEST

 泥沼化の様相を呈していたバトルに、突如としてピリオドが打たれた。

 現地11月14日、ラグビーの国際統括機関である「ワールドラグビー」は公式サイトで次のような声明を発表した。

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「我々はスコットランド・ラグビー協会(SRU)が反省の意を示し、今回の問題についてこれ以上、ワールドラグビーにチャレンジしないことを確認した。SRUは7万ポンド(約945万円)の寄付金をワールドラグビーに納付する。よって、問題は解決した。双方の団体からさらなる声明が発せられることはないだろう」

 まさに急転直下の展開で、一方的なシャットダウンだ。

 由々しき事態が発生したのは10月11日、ラグビーワールドカップ日本大会の開催期間中だった。超大型の台風19号が日本列島に迫るなか、ワールドラグビーは2日後に行なわれる予定のプール戦、日本対スコットランド戦が中止になる可能性を示唆。大会前に全出場チームが合意した「災害時における中止規定」を発動したのだが、これに真っ向から異を唱えたのが、SRUのマーク・ドッドソンCEOだった。

 中止となればゲームは引き分け扱いとなり、スコットランド代表のプール戦敗退が確定する。ドッドソンCEOは「我々は台風の“巻き添え”となることを良しとしない。世界中のラグビーファンが融通の利かないワールドラグビーに失望している」と強い口調で語り、「もしも最終的に中止されれば、法的手段も辞さない」と豪語した。

 試合は関係者の尽力があって予定通りに行なわれ、日本がスコットランドを28対21で下して史上初のベスト8進出、スコットランドは早期敗退を余儀なくされた。ワールドラグビーはあらためて遺憾の意を示し、後日、独立紛争委員会によって問題発言を審議し、裁定を下すと発表したのだ。

 
 そして大会終了後の11月7日、同委員会はSRUとドッドソンCEOに対して謝罪文書の提出と罰金7万ポンドの支払いを厳命。だがSRU側はあくまで徹底抗戦の構えを示し、ドッドソンCEOは「正当性は我々にある。CAS(スポーツ仲裁裁判所)に調停を申し出ることを含めて、あらゆる選択肢を協議したい」と突っぱねた。

 もはや先の読めない、つばぜり合いが繰り広げられると誰もが考えた。それが、今回の突然の終着宣言である。いったいなにが起こったのか。

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最終更新:11/15(金) 11:40
THE DIGEST

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