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3分間でコーチする (株式会社コーチ・エィ 桜井一紀 )

11/15(金) 17:32配信

コーチ・エィ

直属の部下へのコーチングに関する調査データをご紹介します。(コーチング研究所調べ)

【部下に変化をもたらすコーチングのポイント】
1位 定期的にすること
2位 次のセッションまでの行動を明確にすること

【部下に効果的なコーチングができていないコーチの特徴】
1位 定期的にしない
2位 指示・アドバイスする

この結果からは、直属の部下をコーチする場合に、その成果を確実なものとするには、次の3点が重要な要素だということがわかります。

・定期的に行うこと
・次のセッションまでの行動の明確化を行うこと
・指示やアドバイスをしないこと

能力とプラットフォーム

 
「エピジェネティクス」という医学用語があります。

ヒトが持っている2万以上の遺伝子はそのすべてが機能を発揮しているわけではない。一つひとつの遺伝子機能を発揮させるためのスイッチがあり、そのスイッチのオンオフは「環境」に影響を受けている、という遺伝子に関する研究分野のひとつです。

* * *

私たちは、組織というプラットフォームの上でコミュニケーションをとっています。

プラットフォームとは、私たちが共有している環境や基盤、時間を意味しています。

会社という大きなプラットフォームがあり、その中には会議や面談というプラットフォームがあります。談話室や給湯室、廊下での立ち話もプラットフォームのひとつです。

そして、それぞれのプラットフォームにはルールが存在しています。

そのルールのほとんどは、暗黙のルール。それを文化、風土、と呼ぶこともあるでしょう。

そして、私たちは、それぞれのプラットフォームがもつ特有の影響を受けて、ある能力が発揮されたり、発揮されなかったりする、と考えることができます。

組織でマネジメントに携わる人であれば、誰もが「質問」する能力も、「聞く」能力も、持っています。しかし、「上意下達の社風」というプラットフォームの上では、部下の意見を聞くことはあまりしない。つまり「聞く能力」を「発揮しにくい」のです。

私たちは、その能力を持っているかどうかという、「能力の有無」に目を向けがちです。

しかし、エピジェネティクス的に考えれば、どのようなプラットフォームにいるかによって、その能力が発揮されたり、されなかったりすることになります。

「能力の有無」も大切なことですが、「能力を発揮できるプラットフォーム」の上にいるか否かは、それと同じように重要なことなのです。

私たちは、もともと「質問」する能力も「聞く」能力も持っています。

誰もがコーチングをする能力をもっているのです。

どのような組織に属していたとしても、自分自身でその能力を発揮できるプラットフォームをつくることができれば、その巧拙はともかく、誰もがコーチングを始めることができるのだと思うのです。

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最終更新:11/15(金) 17:32
コーチ・エィ

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