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レクサスの走りは驚くほど進化していた! 最新LSの印象はいかに? インフィニティQ45を彷彿!(公道試乗記)

11/15(金) 20:42配信

GQ JAPAN

レクサス・ブランド30 周年

トヨタの高級車ブランド、レクサスがアメリカ合衆国で誕生して、今年で30周年を迎えた。その記念すべき年の10月某日、「LEXUS ALL LINE-UP試乗会」が大磯で開かれた。

試乗の前にレクサスの歩みが、レクサスの広報マンから簡略に語られた。すべては1989年1月のデトロイト・ショーで発表された初代「LS」から始まった。

「NEW ERA」と誇らしげにうたう初代LSのアメリカでのテレビCMが会場に設置されたスクリーンに流された。レクサスの原点、初代LSは高い静粛性と優れた乗り心地、卓越した品質がたちまち認められ、ブランド全体の価値としてそうした諸要素は定着した。

1998年には初代「RX」が販売開始され、SUVの機能性を融合したクロスオーバーとして、こんにちのプレミアムSUVブームのパイオニアとなった。2005年にはRXにハイブリッドを登場させ、レクサスは革新的なブランドというイメージをつくりあげていく。

転機は2011年8月に訪れた。ペブルビーチでの4代目、現行レクサス「GS」の発表会のおり、あるアメリカ人ジャーナリストが“カー・ガイ”豊田章男社長に、「レクサスはボアリング(退屈)なブランドだ」と、言ったのだ。推測するに、章男社長にも内心、思い当たるところがあったのではあるまいか。

社長の行動は素早かった。翌2012年、レクサスをレクサスインターナショナルという、より独立性の高い組織に改変し、みずからチーフブランディングオフィサー(CBO)とマスタードライバーに就任、2度と退屈とは言わせない、という強固な決意を内外に示したのである。

以来レクサスは、驚きと感動を届ける“ラグジュアリー・ライフスタイル・ブランド”として再出発。その新世代レクサスの第1弾が、2017年発表の大型2ドア・クーペ「LC」である。この30年間で築き上げてきた静粛性、乗り心地、そして品質の3つの価値は、今後も守りつつ、その上でマスタードライバーが理想とする「対話できるクルマ」を目指す。レクサスはいま、「ALWAYS ON」なる新たな看板を掲げ、たゆまぬ進化を宣言して年次改良に勤しんでいる。レクサスの原点にしてフラッグシップ、現在5代目のLSは2017年10月に販売開始して、わずか10カ月後に1回目の改良をおこない、AWDモデルのダンパーや、ハイブリッドのサウンド、変速制御のチューニング等に改良を加えて、乗り心地と静粛性の向上を図っている。

さらに本年2019年10月の2回目の一部改良では、ハイブリッド・モデルの走りと静粛性を向上させた。ビッグ・データを活用してユーザーの走り方を解析し、バッテリーのアシスト量を増やしたというのだから、いかにもいまっぽい。電気モーターの最大トルクの数値は変わらないものの、アクセル開度40%時のトルクを170Nm 上げ、発生回転数を500rpm下げたという。

また、昨年AWD車に採用した新しいダンパーをRWD(後輪駆動)車にも採用、同時にランフラット・タイヤの構造の見直し(除く“F SPORT”)、可変ダンピング・システムのAVSと、リア・サスペンションのマウント・チューニングにより、後席の快適性を向上させたという。

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最終更新:11/20(水) 22:08
GQ JAPAN

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