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僕がDJやりたい!と思った理由──52歳、DJをはじめる Vol.1

2019/11/15(金) 21:03配信

GQ JAPAN

1時間で40曲もかけた?

最初はゆったりめのビートで始まったが、30分を過ぎた頃、“ギアが上がったな”という感じがした。若干テンポアップし、ビートのはっきりした曲が続く。時間が進むにつれ人も増えてきて、気がつけばフロアには結構な人がいた。ディスコのように“踊る”というよりは、それぞれがビートに合わせて思い思いに身体を揺らしたり、ステップを踏んだりしているという感じだ。ディスコダンスのように「上手い、下手」がある訳ではなく、そんな自由な感じがいいなあ、と思った。

そして約1時間でシオリー師匠の出番が終了。テーブルで少し話を聞いた。今日は時間帯も早く、お客さんもまだ少なかったので、ゆったりめの曲ではじめたのだという。「この1時間で何曲ぐらいかけたんですか?」と尋ねたところ、「30~40曲ぐらいかな」との答えに驚いた。じつは10数曲ぐらいだろう、と思っていたからだ。1時間で40曲ということは、1曲あたり1、2分ぐらいずつでつないでいたということ。それに気づかないぐらい微妙かつ絶妙な選曲とテクニックで約1時間のサウンドを紡いでいたということだ。

ちなみにこの日は200曲ぶんほどのデジタル音源をUSBメモリで持ってきていて、場の空気や雰囲気をみつつそこから選曲していったのだという。そう聞くと、やはり師匠のようなプレイをするには、相当な音楽の知識とセンス、そしてテクニックが必要なのだなと思う。

だがこの日、あらためて「DJをやってみたい」という思いを強くした。バンドとはまた違う、音楽を“感じる”楽しさ、それをクリエイトするDJのカッコよさ。自分の選曲とプレイで、みんなが踊って、盛り上がってくれたら楽しいだろうな、と思う。

ということでいよいよ師匠にDJの「やり方」を教わるわけだが、そのためにはまず必要な機材を揃えなくてはならない。

DJをやるにはどんな機材が必要? どこで買えばいいの? 次回はそんなことを教えてもらおうと思います。

はたして、52歳はDJになれるのか……?

文・河西啓介 写真・安井宏充(Weekend.)

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最終更新:2019/11/15(金) 21:03
GQ JAPAN

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