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『スカーレット』イッセー尾形、“弟子”戸田恵梨香の魅力を語る 「共演者に火をつけてくれる人」

11/15(金) 8:30配信

リアルサウンド

 毎週月曜日から土曜日まで放送されているNHKの連続テレビ小説『スカーレット』。第36話より登場したイッセー尾形より、コメントが寄せられた。

【写真】『まんぷく』では萬平(長谷川博己)を救う存在となったイッセー尾形

 本作は、焼き物の里・信楽しがらきを舞台に、女性陶芸家・川原喜美子(戸田恵梨香)が、モノを作り出す情熱と喜びを糧に、失敗や挫折にめげずに生きていく波乱万丈の物語。舞台は大阪から再び信楽に移り、喜美子が陶芸家への第一歩を踏み出した。

 イッセー尾形が演じるのは、喜美子の師となる、信楽焼の火鉢の絵付け師・深野心仙。とらえどころのない、ユーモラスな人物で、喜美子を大いにとまどわせる。実は、心に秘めた、創作への強い思いがある。

 イッセー尾形から寄せられたコメントは下記の通り。

イッセー尾形(深野心仙役)コメント
●『スカーレット』出演が決まったとき
(以前出演した)NHKドラマ『アシガール』の内田プロデューサーからのオファーでしたので、喜んでお 返事しました。『アシガール』がとても楽しい現場だったので!

●役についての印象や、注目してほしいポイント
僕は昔、美術の教師を目指していたことがあるのですが、喜美子の絵付けの師匠である深野という人物は、僕が目指した美術の先生像に近い気がします。物語の序盤(第41話/11月15日放送)に、日本画家だった深野がなぜ絵付け師になったかと話をするんですね、それが台本3ページぐらいの長丁場のシーンで(笑)。でも、あのせりふのなかに深野のすべてが込められていると思ったから、気を引き締めてせりふを覚えました。あのシーンをクリアすれば、ある程度、深野になれるかなと思いましたね。ただ京ことばのイントネーションがとても難しい(笑)。直前に方言の先生に確認してなんとか演じました。5分もすると忘れてしまうけど(笑)。

●現場の印象
スタジオのドアを開けると、明るい熱気がありますね。真剣だけど楽しい現場です。喜美子役の戸田恵梨香さんは、共演者に火をつけてくれる人。芝居はせりふの通りに演じていても、生の人間同士が向き合っているのだから、目には見えない何かが起きるんですね。でもふつうはそれには目をつぶって、台本の順序通りに演じていくものなのですが、戸田さんといると、台本には描かれていないさまざまなものを投げてもいいかなと思わせてくれます。球を投げるよぉと言って投げなかったりとかね(笑)。言葉のキャッチボール自体を楽しめる。それぞれの役の人間像が豊かに膨らんでいく気がします。

●視聴者へのメッセージ
僕は昭和27年生まれだから、昭和30年代はぼくらの親の時代ですね。スマートフォンもなければパソコンもない、社会がまだ手の延長線上にあった時代です。ドラマに出てくる火鉢はまさに時代を象徴しています。火鉢は円いから家族が自然と集まって囲む暮らしをしていました。火鉢の傍らで母親が繕い物をしていたりね。火鉢の上をまたいで“股火鉢”とか暖かかったなあ(笑)。“朝ドラ”は半年間という長いスパンで放送される“時間の大金持ち”なドラマ。主役も目一杯楽しめますが、見ている人たちも心が豊かになっていくと思います。そういう素晴らしい仕事に携われた自分もそうです。見てくれるひとたちも健康的な朝が迎えられるのではと思っています。

リアルサウンド編集部

最終更新:11/15(金) 8:30
リアルサウンド

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