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BABYMETALはサポメン“鞘師里保”の加入でどこへ向かうのか

11/15(金) 11:01配信

現代ビジネス

新生BABYMETALを見たか

 10月11日に発売された最新アルバム『METAL GALAXY』がアメリカのビルボードチャートで初登場13位にランクイン――。1969年に坂本九が記録した14位を56年ぶりに上回り、日本人女性アーティストとしての史上最高位を更新したBABYMETAL。彼女たちが11月16日から、最新アルバム発売後初の日本ツアー『METAL GALAXY WORLD TOUR IN JAPAN』をさいたまスーパーアリーナと大阪城ホールで開催する。

【写真】BABYMETALが繰り出す圧倒的パフォーマンス

 【写真】BABYMETALの圧倒的パフォーマンス

 結成当初は「アイドル」と「メタル」を組み合わせた斬新なコンセプトから、「一発屋なのか本物なのか」とも言われていたBABYMETALだが、今年で9年目を迎え、日本、そして世界を代表するアーティストの一組になっている。このタイミングで、グループのこれまでを改めて振り返ってみたい。

 BABYMETALは、もともと2010年に学校や部活動をテーマにした成長期限定ユニット・「さくら学院」の「重音部」としてスタートした。メンバーの年齢は結成当時、SU-METALが12歳、MOAMETAL、YUIMETALが11歳。2013年以降はさくら学院から独立したグループとなり、ライブでは“神バンド”と呼ばれる超絶技巧のバンドを従えてアイドル/メタル双方のプロフェッショナルが手を取り合うアーティストとして進化を遂げていった。

「ソニスフィアの奇跡」

 その最大の特徴は、もともと熱心なメタル・リスナーだったプロデューサーのKOBA-METAL氏の影響による本格的なメタルサウンドと、本物のアイドルならではの華のあるパフォーマンスのハイブリッドであること。誰も体験したことのない斬新な音楽性/パフォーマンスによってメタリカのラーズ・ウルリッヒやジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードを筆頭にメタルの重鎮からの支持も厚く、BABYMETALの人気を世界に伝えることとなった。

 中でも大きな転機になったのは、『Summer Sonic 2013』に出演したメタリカのラーズ・ウルリッヒが彼女たちのライブを観たことなどが経緯のひとつとなり実現した、「ソニスフィアの奇跡」と呼ばれる2014年のイギリスの音楽フェスティバル『Sonisphere Festival UK』での出来事だ。

 この年のヘッドライナーはメタリカ、アイアン・メイデン、ザ・プロディジーの3組。シーンのレジェンドや本格派が多数出演するゴリゴリのメタルフェスに、1stアルバム『BABYMETAL』リリース後、まだ高校生と中学生だったBABYMETALが出演した。

 硬派なメタル・リスナーが集まるフェスとあって、ラインナップ発表当初は現地のファンの間で賛否両論が巻き起こった。さらに、注目度の高さを受けて主催者側が当初予定していた3000~5000人規模のステージから、急遽6万人規模のメインステージに出演を変更。アイドルが本場のメタルフェスに出演するという経験は、さながら「敵地」に乗り込むようなものだったかもしれない。

 途方もないプレッシャーだったと予想される。だが、パフォーマンス中にモッシュピットが生まれたり、終演後にアンコールを求める声が上がったりするなど、本場の観客を圧倒して大成功を収める。こうした出来事をきっかけに、イギリスはメンバーの「第二の故郷」と呼べる場所になった。

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最終更新:11/18(月) 13:31
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