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「本格的すぎる社員食堂」に学ぶ、“食”から生まれる健康経営

11/15(金) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン

 表参道駅から徒歩7分。オフィス街の地下にあるユナイテッドが運営するレストラン『UB1 TABLE』。食材や空間にこだわっており、ユナイテッドの社員食堂でありながら近隣住民やほかの会社員など一般客にも利用されている。本格的過ぎる社員食堂の実態とは。(ダイヤモンド編集部 塙 花梨)

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 表参道駅から徒歩7分のオフィスビルの地下にある、今年3月にオープンしたお洒落なカジュアルレストラン。植物と柔らかい光に包まれた店内には、身体がよろこびそうな野菜中心の健康的なメニューが並ぶ。平日のランチ時、近くに住む主婦や会社員など、さまざまな客層でにぎわっている。

 実はこのレストラン、アドテクノロジーやメディア運営をする企業であるユナイテッドの社員食堂『UB1 TABLE』(以下、UB1)だ。

 ユナイテッドの社員の平均年齢は27歳とかなり若い。そのせいか、UB1ができる前は、日々仕事に追われて食事がおろそかになってしまい、コンビニ飯で済ませている社員が多かった。それを知ったユナイテッド代表取締役会長の早川与規氏が、「野菜がたっぷり取れる安価なランチを社員に届けたい」と考えたのが、UB1の始まりだ。 

● 有名シェフが作る“本格的な美味しさ”

 UB1は単なる社員食堂ではない。食材、味などに、社員食堂とは思えないほどこだわっているのだ。その徹底ぶりは街のレストランにも引けをとらず、ユナイテッド社員だけでなく一般の利用客も増えている。

 メニューは日替わりで、肉や魚が盛りだくさんな「丼」と「定食」、また野菜中心の「デリプレート」の3種類から選べる。価格は3種類とも通常1000円だが、ユナイテッドの社員やその同伴者であれば500円で食べられる。

 一番のポイントは、有名シェフをプロデューサーに起用していること。東京・下北沢の人気レストラン「Salmon&Trout」や新宿ゴールデン街のレモンサワー専門店「The OPEN BOOK」といった人気店を手掛けるほか、海の未来を考えるシェフ集団「Chefs for the Blue」のメンバーとしても活動する森枝幹氏が、UB1の料理をプロデュースしている。

 食材の産地にもこだわっている。例えば、鶏肉は岩手県産の「菜彩鶏」を使用。抗生物質を使用せずに飼育した特別飼育鶏で、くさみが少ないのが特徴だ。また、塩は、長崎県の五島近海でとれた海水100%を原料にした「矢堅目の塩」を使用している。

 しかも、ただ“美味しい”ことだけを追求するのではなく、環境への配慮も欠かさない。廃棄予定だった規格外の食材を仕入れたり、本来は捨てる部分を余すことなく活用したりと、フードロス削減にも力を入れているのだ。

 レストランの奥には、100人ほどを収容できるイベントスペースと、キッチン付きのラウンジスペースが併設されている。このスペースは、社内のミーティングで使用するだけでなく、外部への貸し出しも行っており、社外の人と交流するきっかけも生んでいる。また、本物の植物や日光を意識した照明によって開放的な空間を作り、店内は地下であることを感じさせないくらい明るい。

● 社員もよろこぶ健康ランチ

 UB1ができたことで、社員は「健康に気を遣うようになった」と口をそろえる。ランチで意識的に野菜を取ることができるようになったお蔭でダイエットに成功した社員もいるほどだ。

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最終更新:11/15(金) 6:01
ダイヤモンド・オンライン

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