ここから本文です

トランプ指名の韓国系アメリカ人高官、経歴を盛りすぎていると話題に

11/16(土) 15:00配信

クーリエ・ジャポン

世界中で起きている経歴詐称

経歴や学歴を詐称する人は世界中にいる。日本でも時々、政治家や芸能人などの学歴詐称疑惑がニュースになるが、世界でもそれは同じ。インド政界では学歴詐称問題はしょっちゅう話題になっているし、今年になって、マレーシアの政界でも何人かの学歴詐称が問題になっている。

【画像ギャラリー】世界の雑誌でカバーボーイを務めるトランプ大統領

またアメリカでも地方自治体の政治家などの詐称問題はニュースで見るが、最近、かなり大胆な経歴詐称問題が、米国務省を舞台に話題になっている。

米TV「NBCニュース」は11月13日、「トランプ政権の高官が履歴書の職務経歴で人を欺くような主張をしていた」と報じている。

同報道によれば、その高官はミナ・チャンという韓国系アメリカ人で、「紛争安定化司令部の国務副次官補であるチャンは、学歴だけでなく、過去の非営利での活動も粉飾している」という。

米紙「ワシントンポスト」によれば、4月にトランプによって任命されて国務省の高官になった35歳のチャンは、TV番組のインタビューに登場し、自分が米誌「タイム」の表紙になったとする“証拠の表紙写真”を捏造して紹介していたという。

同紙は、「タイム誌のカバーは、彼女が行なった数々の捏造のひとつに過ぎない」とし、彼女が主張しているハーバード大学大学院経営学研究科を卒業したという学歴も、共和党と民主党の全国大会でスピーチしたという経歴も、彼女がやっていたNPOの活動規模も、すべて嘘だったと指摘する。

それだけではない。陸軍士官学校を卒業していなかったり、卒業したとする別の大学が認可された学校でなかったりと、プロフィールが無茶苦茶だった。何もかもが嘘だったということを鑑みると、もはや詐欺師のようなレベルだと言える。

彼女が以前暮らしていたテキサス州ダラスの地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」は、チャンは最近、さらに大きな予算を任される仕事に就任する予定になっていたと書く。だがそれには議会での公聴会への出席が求められ、彼女のプロフィールについての証拠書類などの提出が必要になったため、チャンはそのポストから辞退していたらしい。

チャンがトランプに指名された当時、韓国でも、韓国系が米政府の重要ポストについたとして写真付きで報じられるほどだった。また、米アトランタで育った彼女は以前、韓国のKポップ歌手をしており、韓国語と英語で歌を収録して販売していた。これについてはCDジャケットも明らかになっており、事実のようである。

ワシントンポストは、「(指名した)大統領自身も、馬鹿げたレベルで、誇張することもある人物だ。自身の資産に始まり、慈善事業への寄付も、自分のIQのスコアも誇張している」と皮肉っている。

類は友を呼ぶということだろう。

Toshihiro Yamada

最終更新:11/16(土) 15:44
クーリエ・ジャポン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事