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BMWが新型「S1000XR」をミラノで発表

11/16(土) 20:30配信

webオートバイ

GSシリーズとはまた違う、レース直系の最新技術を盛り込んだアドベンチャースポーツ

EICMA2019では、BMWのアドベンチャースポーツであるS1000XRも、大きく改良された2020年モデルとして姿を現した。

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2015年にデビューしたS1000XRは、スーパーバイクレースでも活躍するスーパースポーツ・S1000RR譲りの強力な水冷直4エンジンや車体の基本骨格をベースに、極めてスポーツ性の高いアドベンチャースポーツに仕立てたモデル。

伝統に裏打ちされたGSシリーズとは違った、レース直系の最新技術を盛り込んだアプローチによって生まれたオールラウンドなアドベンチャースポーツとして、世界中のライダーから注目されてきた存在。

EICMA2019で発表された新型S1000XRも、基本的なコンセプトや成り立ちは従来モデルと同じ。しかし、ベースモデルであるS1000RRが2019年にモデルチェンジされたのに合わせ、大きくアップグレードが図られることになった。

エンジンは現行S1000RRベースとなり内部パーツの見直しが図られた上、単体で5kg軽量化も実現。

カムなどの変更で165PSとされた最高出力は従来モデル同様だが、ストリート重視にリファインされていたパワー特性も磨き上げられ完成度をアップ。さらにクロスミッションの採用、後輪スリップを防ぐエンジンドラッグトルクコントロールの採用など、ハード、ソフトの両面からの改良点は多岐にわたる。

フレームも現行S1000RR同様の見直しを受け、エンジンをストレスメンバーとする設計をさらに推し進めたものに。車体ディメンションも大きく変わったのに加え、スイングアームまで含め、車体トータルでの軽量化と同時に剛性のバランスも改善された。

サスペンションも最新スペックの電子制御サスペンションであるダイナミックESAが採用されていて、あらゆる状況下での乗り心地や快適性、そしてハンドリングも高いレベルに仕上げられている。

スーパースポーツ的なイメージを残しながら、大柄なアッパーカウルシートなどのアドベンチャースポーツに求められる機能的独特なスタイリングもリファイン。

より効果的な防風性能とスタイリッシュさを兼ね備える大型スクリーンなど、各部により機能的なエルゴノミクスデザインが盛り込まれた。

アップライトなポジション設定も長距離走行を想定したもので、ハンドルの振動も徹底して抑え込むなど細部まで作り込まれて快適性をアップ。

「Rain」「Road」「Dynamic」「Dynamic Pro」の4モードを備えるライディングモードをはじめ、トラクションコントロールやクルーズコントロールなど各種のライディングサポート機能ももちろん装備。6.5インチTFT液晶を用いた多機能メーター、コーナリングライトなどの装備類も充実している。

新型S1000XRはこれらの多岐にわたる改良によって、スーパースポーツとアドベンチャーを巧みに融合させていた従来モデルの美点をさらに際立たせることに成功したといえるだろう。

小松信夫

最終更新:11/16(土) 20:30
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