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芦田愛菜が「子役は大成しない」ジンクスを覆して、期待に応え続けられる理由

11/16(土) 8:40配信

オトナンサー

 女優の芦田愛菜さんが11月9日、「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で祝辞を述べました。100年ものというアンティークな振り袖を身にまとい、

「陛下は松尾芭蕉の『奥の細道』をお読みになったことがきっかけで『水』にご関心を持たれ、長きにわたってご研究をなさっているとお聞きしました。(中略)私も大好きな読書を通じ、知識を得ること、そして、その知識を踏まえて行動に移す、そのことが大切であるのではないかと考えるようになりました」

 などと、読書家としての一面ものぞかせながら、陛下への尊敬の念と令和日本の繁栄への願いを語ったその姿は見事なもの。とても、まだ15歳の中学生とは思えないと絶賛されました。

5歳のとき、連ドラ「Mother」で注目

 とはいえ、そのキャリアは既に堂々たるものです。2010年、彼女が5歳のとき、連続ドラマ「Mother」(日本テレビ系)で注目され、同時期に公開された映画「告白」では、松たか子さん扮(ふん)するヒロインの娘で、少年に殺されてしまう幼女を演じました。

 翌年には連続ドラマ「マルモのおきて」(フジテレビ系)が大ヒットし、その主題歌を鈴木福さんと歌って「NHK紅白歌合戦」に出場。バラエティー番組「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)で司会もこなしました。

 その後も順調に活躍を続け、2018年、中学2年生のときにNHK連続テレビ小説「まんぷく」のナレーションを担当。私生活では偏差値70超えの難関中学に通い、勉学と仕事を両立させています。

 これは、かつて芸能界でよく言われた「子役は大成しない」というジンクスを完全に覆すものです。心身共に未完成な時期にブレークした子役は、成長による変化にうまく対応できず、ことわざにいう「二十歳過ぎればただの人」になりがちなのですが、彼女にはその気配がありません。

 もっとも、あまりによくでき過ぎた人はかえって共感を持たれにくく、時にはマイナス面も必要だったりします。例えば、フィギュアスケートの天才少女として世に出た浅田真央さんの場合、大舞台での悲劇的な失敗がより高い共感を集めました。

 その点、芦田さんは下手をすると、「鼻につく」などと言われる恐れもあるわけですが、そういう声が聞こえてこないのはなぜなのか。その理由が、あの祝辞披露の直後に放送された「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」(テレビ朝日系)の中で垣間見えました。

 この番組は、サンドのお二人と芦田さんが、何かに詳しい子どもたちを紹介するもの。オフィシャルサイトには「詳しすぎて手に負えない情報は愛菜ちゃんが分かりやすく解説!」とあり、この回でも「カルデラ湖」について解説したりしていました。が、子どもの「博士ちゃん」からもっとマニアックな単語が飛び出すと、

「コロイド溶液? 私も知らないです。うふふふっ」

 あっさり認め、興味深そうに話を聞いていました。そう、彼女は知ったかぶりをしません。それはすなわち、偉ぶらないという品格の高さにつながっています。それゆえ、弱点を見せることも厭(いと)いません。運動音痴で球技や水泳が苦手なため、イベントでは、

「補習授業にも呼ばれているんです。25メートル完泳するまで、行かないとダメなんです」

 と、告白しました。

 また、優等生のイメージなのに、シャレがちゃんと通じるところも見せています。「Y!mobile」のCMでは「実は60歳」説を逆手に取り、コミカルな対応で笑いにしました。

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最終更新:11/20(水) 14:19
オトナンサー

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