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「渋谷駅の迷宮化はまだ続く」鉄道通が実際に見て感じた“違和感”

11/16(土) 8:01配信

現代ビジネス

11月1日に生まれ変わった渋谷駅

 2019年11月1日、渋谷駅の東側に巨大な高層ビル「渋谷スクランブルスクエア」が開業した。同時に渋谷駅「東口地下広場」もオープンし、JR、東急、地下鉄が立体的かつ複雑に交差する各線の乗換が便利になると報道されている。

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 渋谷駅の乗り換えは、東急東横線が地下5階にもぐり、東京メトロ副都心線と直通運転を始めて以来、ますます複雑怪奇で迷宮のようになったと言われている。今回の東口地下広場の新設で乗換通路は、本当に使いやすくなったのだろうか。

 筆者は学生時代の数年間、東横線沿線に住み、渋谷で山手線に乗り換えて高田馬場近くにある大学に通っていた。従って、帰りに渋谷で途中下車をすることもしばしばで、東急百貨店東横店、映画館とプラネタリウムのある東急文化会館、本屋と鉄道模型専門店のある東急プラザにはよく立ち寄ったものだった。

 当時は、東横線渋谷駅のすぐ隣に山手線のホームがあり、階段を上下するだけで乗換ができたし、銀座線への乗り換えも楽だった。唯一、井の頭線だけは遠かったが、それでも山手線の玉川改札から連絡通路を進めば、間違えることなくたどり着くことができた。

 1977(昭和52)年に東急新玉川線(現在の田園都市線)が開業し、現在のスクランブル交差点地下に渋谷駅が開業してから渋谷駅の拡張が始まる。1978年に半蔵門線(当時は営団地下鉄)渋谷~青山一丁目間が開業し、新玉川線を通して田園都市線との直通運転が始まったが、まだ今のような激しい混雑ではなかった。半蔵門線は、その後、永田町、半蔵門、三越前、と少しずつ路線を延ばしていく。

 1996年にはJR埼京線が新宿から恵比寿まで延長され、それとともに埼京線の渋谷駅ホームが増設された。しかし、貨物線利用のため、山手線の隣にホームをつくるだけのスペースは取れず、300mほど恵比寿寄りの旧貨物駅用地に新設したため、山手線とは長い連絡通路で結ばれることになる。この頃から渋谷駅での乗換が複雑で面倒だと話題になるようになった。

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最終更新:11/16(土) 8:01
現代ビジネス

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