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離婚後も「持ち家」に住み続けたいなら、夫婦でどのように財産分与すればいい?離婚問題に詳しい弁護士が解説

11/16(土) 8:15配信

ダイヤモンド不動産研究所

「離婚後も、これまで住んだ家に住み続けたい」。そうした希望は、転校などで子育て環境を変えたくない理由から多い。しかし、賃貸ではなく「持ち家」の場合、財産分与や、住宅ローンをどうするかという問題が絡んでくる。特に、住宅ローンの名義人ではない妻が住み続ける場合は、どうすればいいのか? 3回シリーズの第3回は「住み続ける場合」の財産分与に関して、離婚問題に詳しい弁護士の白井可菜子氏に話を訊いた。

■離婚と「わが家」シリーズ リンク集■
第1回 財産分与の基本
第2回 家を売っても、住宅ローンの負債が……
第3回 住み続けるなら、どうやって分与する?

持ち家を所有するには不動産評価額の確定と代償金の用意が必要

 前回は、オーバーローンの持ち家を売却する事例を紹介した。今回は、「どちらか一方が持ち家を所有し続けるケース」を検証する。
【前回の記事はこちら】>>離婚の際、住宅ローンが家を売っても完済できない「オーバーローン」状態! それでも売却するには?

「多くの離婚例を見てきた経験からいうと、離婚後も夫婦のどちらかがそのまま持ち家に住み続けたいと希望する例は非常に多いです。特にお子様がいる場合は、学校を転校させたくない、環境をできるだけ変えないであげたいといった理由から、親権を得るほうの親が住み続けることを希望するケースはたくさんあります」(法律事務所アルシエン・白井可菜子弁護士)

 この際、重要なのは持ち家の住宅ローンが残っているか、いないかだ。まずは、持ち家に「住宅ローンが残っていない」場合から解説していこう。

【離婚後も持ち家に住み続けるなら、どうやって財産分与する? 目次】
◆住宅ローンが「残っていない」とき
├(1)不動産の所有権を「保有している者」が居住を希望する場合
└(2)不動産の所有権を「保有していない者」が居住を希望する場合
◆住宅ローンが「残っている」とき
├(3)住宅ローンの名義人である夫が持ち家を取得して住み続ける場合
├(4)住宅ローンの名義人は夫で、妻が持ち家を取得して住み続ける場合
├(5)住宅ローン名義人は双方(ペアローン)で、妻が持ち家を取得して住み続ける場合
└(6)オーバーローンの住宅ローンの名義人は夫で、妻が持ち家を取得して住み続ける場合

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最終更新:11/18(月) 15:12
ダイヤモンド不動産研究所

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