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マーチン、モッカ、ゲーリー、パウエル、ゴメス、宣銅烈……「ファンに愛された竜の助っ人たち」/プロ野球20世紀の男たち

2019/11/17(日) 11:05配信

週刊ベースボールONLINE

人間味あふれる助っ人の系譜

 優勝の経験こそないが、モッカ以上にシュアな打撃を発揮したのがパウエルだった。来日3年目の94年から3年連続で首位打者に。人間味でも先輩たちに負けておらず、「野球人生を通じて、いや、それ以上に長い人生において、いろいろな人の役に立ちたい」と語り、星野仙一監督の鉄拳制裁には「殴るなら私を殴れ」と言ったことがあったとも。

 90年代は助っ人が急増した時代だったが、それは中日も例外ではなく、99年のリーグ優勝に貢献したのが、パウエルと1年だけチームメートとなったゴメスだ。勝負強い打撃に強打、さらには陽気な性格でチームを引っ張り、家庭の事情で2000年オフに帰国したが、翌01年に復帰すると、名古屋空港には約500人のファンが出迎えた。

 ただ、99年は韓国から来た男たちの活躍が目立ったVイヤーでもあった。リードオフマンとして打線を引っ張ったのが韓国から来た李鍾範。一方の投手陣でも、セットアッパーは長髪がトレードマークのサムソン・リーで、クローザーが“韓国の至宝”宣銅烈だった。李は21世紀までプレーを続けたが、その99年を最後に、宣はコーチ兼任の要請を「私は選手として日本に来ている」と固辞して帰国。サムソンはメジャーへと旅立っていった。

写真=BBM

週刊ベースボール

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最終更新:2019/11/17(日) 11:05
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