ここから本文です

<経営者・編集長インタビュー> 大場康弘 SOMPOひまわり生命社長 2019年11月26日号〈週刊エコノミスト〉

11/18(月) 11:05配信

mainichibooks.com

 ◇病気を予防する健康応援企業へ

── 万一の時に給料のように毎月定額を受け取れる収入保障保険が好調です。

大場 2018年4月に出した収入保障保険の新商品が18年度に販売件数で業界首位となりました。旧商品と比べて4倍以上の約11万件、保険料収入で100億円を超えました。加入後にお客様の健康状態を確認し、血圧、心拍数、肥満度を測るBMIの三つで数値が改善すれば、掛け金が安くなり、過去にさかのぼって保険料も一部を返す仕組みの保険です。

── 認知症でも新しい商品を出しました。

大場 今年10月に業界で初めて軽度認知症(MCI)も保障する認知症保険を出しました。MCIは適切な予防対策を行うことで回復したり、認知症の発症を遅らせる可能性があります。認知症になる一歩手前で保険金を支払い、予防に役立つ保険です。MCIになったらやった方がいいと言われる脳トレーニングをスマートフォンのアプリで提供するなど支援サービスも用意しています。

── 保険(インシュアランス)と健康(ヘルス)を融合した「インシュアヘルス」を掲げています。どういう狙いですか。

大場 生命保険は万が一への備えです。一方、健康はその対極にあります。これまでの保険会社は、主に備えを提供してきましたが、現在の医療は、成人病の予防やがんの早期発見などテクノロジーが進化しています。これからは健康の維持にどう貢献できるかを考え、備えと予防の双方を提供していきたいと考えています。こうしたインシュアヘルスで売り上げの8割を目指します。

── 新卒採用で「たばこを吸わない人」という条件を付けて話題になりました。

大場 20年4月入社の新入社員から喫煙する人は採用しない方針としました。社内でも18年から就業時間中は禁煙とし、19年4月から執行役員以上は禁煙承諾書にサインさせています。

── たばこを吸っている優秀な社員もいるのでは。

大場 確かに社内の喫煙者からは抵抗がありました。ですが、「健康応援企業」を自任している私たちがたばこを吸っているようではだめだと思い、16年に週1日の禁煙デーをつくり、17年に社内の喫煙所を廃止するなど段階的に進めました。新卒採用については、批判も覚悟していましたが、意外とありませんでした。

1/3ページ

最終更新:11/18(月) 11:05
mainichibooks.com

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事